昨季のプレミア出場は834分にとどまる シティでくすぶるポルトガル代表MFの未来
チェルシー戦でも出番はなかった
イルカイ・ギュンドアンのマンチェスター・シティ復帰は時間の問題かもしれない。移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ペップ・グアルディオラ監督は元ドイツ代表MFの復帰を熱望しており、すでに両者は連絡を取り合っているようだ。ギュンドアンがシティ再加入となれば、22-23シーズン以来の復帰となる。 ギュンドアン復帰となればシティの中盤は厚みを増すことになるが、現時点で出場機会を確保できていない選手は、状況がさらに悪化することになるだろう。特にマテウス・ヌネスは今後どうなるのだろうか。 ブラジル出身で、12歳の時にポルトガルへ移住したヌネス。エリセイレンセというクラブでプロデビューを果たし、2019年に名門スポルティング・リスボンへステップアップ。この時にCLでシティと対戦しており、試合後にペップから「世界最高の選手の1人」であると絶賛されている。その後ウルブズの選手としてプレミアリーグに上陸し、昨夏の移籍市場でシティにやってきた。 しかし、昨季はプレミアで834分しかプレイしておらず、プレミア初戦のチェルシー戦でも出番はなかった。 ギュンドアン加入となれば立場はさらに危うくなると予想できる。現状のインサイドハーフはケビン・デ・ブライネ、フィル・フォーデン、ベルナルド・シウバの3人で先発をローテーションしており、そこにギュンドアンが加われば、ヌネスが入る隙間はなくなってしまう。 まだ25歳と若く世代交代に向けて出場機会を増やしていきたいヌネスだが、ギュンドアン加入で彼の立場はどうなるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部