厚くて重いという従来のEVのイメージを覆す! ホンダが先進知能を持ったEVのサルーン&SUVを北米で世界初公開
自由度の高い居住空間としなやかな走りを実現
■Honda 0 SUV:さまざまな路面環境で意のままのダイナミクスを実現する中型SUV ホンダ0シリーズの第1弾となる、中型SUVのプロトタイプ。CES 2024で公開した、ホンダが将来のEVで実現したい空間価値の考え方を示すコンセプトモデル「SAPCE-HUB(スペース ハブ)」の考え方を踏襲している。 「Thin, Light, and Wise.」の開発アプローチをSUVに適用することで、空間の広さを一層拡張し、開放的な視界と自由度の高い広々とした居住空間を実現している。 ホンダ0サルーンと同様、Thin, Light, and Wise.を具現化するさまざまな次世代技術を搭載する。ASIMO OSがもたらす、ユーザー一人ひとりに“超・個人最適化”され、進化し続ける空間価値やデジタルUXを実現している。 さらには、Honda独自のロボティクス技術で培った、3次元ジャイロセンサーを用いた高精度の姿勢推定と安定化制御などにより、さまざまな路面環境において安心で意のままのダイナミクスを実現する。 ホンダ0SUVの量産モデルは、2026年前半に北米市場へ投入し、その後、日本や欧州などグローバル各地域へ展開していく予定だ。
Honda 0シリーズに搭載されるHonda独自のビークルOSが「ASIMO OS」
ASIMOは、Hondaの基礎技術研究の一環として、人の役に立ち、社会の中で利用できることを目指して開発されたヒューマノイドロボットだ。 1986年に研究開発を開始し、2000年に発表されたASIMOは、その後長きに渡り世界中から愛され、2000年から2010年代にかけてロボティクスの世界で象徴的な存在となった。 ホンダ0シリーズもASIMOと同様、「世界中の皆様に驚きと感動を与え、次世代EVの象徴となることを目指す」という思いを込め、Wiseの要となるビークルOSに”ASIMO”の名前を付けた。 ホンダは、ASIMOの開発終了後もASIMOの外界認識技術や人の意図をくみ取って行動する自律行動制御技術など、培ってきたロボティクス技術をさらに進化させてきた。 ホンダ0シリーズでは、これらと先進知能化技術を融合することで、ホンダ独自のソフトウェアデファインドビークル(SDV)の価値を提供することを目指している。 ASIMO OSは、ソフトウェアプラットフォームとして、AD(自動運転)/ADAS(先進運転支援システム)やIVI(In-Vehicle Infotainment:車載インフォテイメント)などのクルマのシステムを制御するECU(Electronic Control Unit)を統合的にコントロールする。 このASIMO OSを基盤として車載ソフトウェアを常にアップデートすることで、移動に楽しさや快適性をもたらす空間価値やデジタルUX、人車一体の操る喜びを司るHonda独自のダイナミクス統合制御などの機能やサービスを、車両を販売した後も、OTA(Over The Air)を通じ、ユーザー一人ひとりの嗜好やニーズに合わせて進化させていく。
Webモーターマガジン編集部
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