ベルギー代表、歴代ストライカーの系譜(3)踏んだり蹴ったり…? 退場→PK→出場停止→敗退
ベルギー代表は今でこそ世界的な強豪に肩を並べているが、長きにわたって低迷していた時期もあった。2010年代の躍進が記憶に新しい一方で、ワールドカップやEUROへの出場を逃し続けていた2000年代や、さらには個性的なタレントが揃っていた1990年代にはどんな選手たちが活躍していたのだろうか。今回はベルギー代表における各年代のエースストライカーたちの系譜を振り返っていく。
ヘルト・フェルヘイエン 生年月日:1970年9月20日 個人成績(1998):1試合出場/0得点0アシスト 個人成績(2002):4試合出場/0得点0アシスト クラブ・ブルッヘで公式戦500試合以上に出場した巨漢ストライカーで、ワールドカップには1998年のフランス大会と2002年の日韓大会に出場した。 しかし、初めてワールドカップのピッチに立ったフランス大会のグループリーグ第2戦のメキシコ代表戦で、フェルヘイエンは退場処分を受けてしまう。しかもPKを与えてしまい、試合は2-2の引き分けで勝ち点3獲得を逃してしまった。そして、メキシコ代表戦の退場による出場停止で第3戦の韓国代表戦を欠場。ベルギー代表も決勝トーナメント進出を逃した。 自身2度目のワールドカップではグループリーグ初戦から敗退するラウンド16までの4試合全てに出場したが、ゴールを挙げることはできなかった。それでもEURO2000などにも出場し、ベルギー代表では通算50試合出場10得点という成績を残した。 2006年の現役引退後は指導者になり、2013年夏から2018年夏にかけてU-19ベルギー代表監督も務めた。フェルヘイエンはレアンドル・デンドンカーやティモシー・カスターニュら、教え子をFIFAランキング1位に君臨する現代のベルギー代表に多数送り込んでいる。
フットボールチャンネル