まだベルギー代表復帰を捨てていない メッシ、スアレスを抑えてMLS得点王のベテランFWは燃えている「引退しなければならない理由がない」
ベルギー代表は2022年のプレイが最後
インテル・マイアミのルイス・スアレス、リオネル・メッシをも抑え、今年のアメリカ・MLSで得点王に輝いたのはDCユナイテッド所属のベルギー人FWクリスティアン・ベンテケだった。 [動画]ベンテケがMLSで見せるプレイ集 2022年よりDCユナイテッドでプレイするベンテケは、今年レギュラーシーズンで23ゴールを記録。元よりアストン・ヴィラやリヴァプールなどでプレイしてきた実力者だったが、DCユナイテッドへの移籍は大正解だったようだ。 英『BBC』によると、ベンテケにはまだベルギー代表でプレイする意志もあるという。かつてはベルギー代表のエースだったベンテケだが、ロメル・ルカクらの台頭もあって出番が減少。最後の代表戦は2022年3月のブルキナファソ戦となっていて、それ以降は代表を離れている。 しかし、ベンテケは自分よりも年上のメッシ、クリスティアーノ・ロナウドの奮闘に刺激をもらっているようで、声さえかかればベルギー代表でプレイする考えだ。 「メッシとロナウドは僕よりも年上だけど、まだプレイしているよね。僕が頑張らないわけにはいかないよ。彼らの成績は運ではない。努力だ。彼らは自分のコンディションを大事にしているけど、それは僕たちにも出来ることだ。僕たちには彼らのような素質は無いかもしれないけど、一流アスリートとして自分の体を大事にすることは出来るよね」 「僕はまだ非常に良いリーグでプレイしているし、プロ選手なのだから代表から引退しなければならない理由がない。そこに執着しているわけではないけど、プレイを続ける限りは(代表の)可能性を残しておくつもりだ。クラブで引退を決意した時が代表キャリアの終わりさ」 ベルギー代表は今でもタレント軍団だ。メンバーに入るのは簡単ではないが、空中戦でも勝負できる190cmのベンテケは貴重なオプションになり得る。DCユナイテッドで活躍を続ければチャンスが出てくるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部