【ヤクルト】登録野手全員出場の総力戦 高津監督も辛口コメント「もっと手を出して」再三のチャンスもあと1本が出ず引き分け
◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト1-1中日(30日、神宮球場) 開幕2戦目のヤクルト対中日の試合は、両リーグを通して今季初の延長戦突入となり、スコアが動かず引き分けで終わりました。この試合、ヤクルトは登録野手全員が出場するという総力戦になりました。 【画像】出場選手登録抹消が発表されたヤクルト・山田哲人選手 今季2試合目から総力戦となったこの試合。ヤクルトは1点ビハインドの8回、ヒットと四球で2アウト1・2塁のチャンスを作ります。 このチャンスにオスナ選手が、同点タイムリーヒットを放ちます。しかし、続く村上宗隆選手はライトフライに倒れ、勝ち越しとはなりません。 9回が終わってなおも同点のため、延長戦へと入っていきます。10回には2アウト1・2塁のチャンスを迎えたヤクルト。 この場面で高津監督は代打にこの日1軍登録された宮本丈選手を送りますが、センターフライに打ち取られ、この回を無得点で終えました。 ヤクルトは11回にも2アウト2塁のチャンスを作ります。代打・北村拓己選手は四球を選びチャンスを拡大。しかし続く塩見泰隆選手は空振り三振に倒れ、得点圏にランナーを置くもこの回も無得点となりました。 さらに延長12回にも2アウト2塁のチャンスを迎えたヤクルト。一打出ればサヨナラの場面でしたが、宮本選手がファーストゴロに倒れ、チャンスをものにできず。試合は1-1の引き分けで終わりました。 高津監督も積極的に代走・代打を送り、登録野手全員が出場するという総力戦。 延長戦に入って毎回ランナーを得点圏に置いたヤクルトでしたが、あと1本が出ず勝利を手にすることができませんでした。この拙攻に高津監督は試合後、「見逃すストライクというのが非常に多かった。もっと手を出して良かったんじゃないかな」と辛口コメント。打者陣に積極的なバッティングを求めました。