なぜ「シウマイ」? 横浜市民も知らない、崎陽軒「シウマイ」11の謎に迫る!
◆シウマイの謎<4>グリーンピースが入ったり入っていなかったりするのはなぜ?
シュウマイといえば、てっぺんにグリーンピースがちょこんと乗っているのが一般的ですが、崎陽軒のシウマイは、グリーンピースをあんに混ぜ込んであります。そのため、グリーンピースが入っていたり、入っていなかったり、複数入っていたりと個体差が出るというわけです。
◆シウマイの謎<5>シウマイについてくる「ひょうちゃん」って何者?
「ひょうちゃん」とは、ひょうたん型をした磁器製のしょうゆ入れのこと。「昔ながらのシウマイ」(15個入、30個入)と「特製シウマイ」(6個入、12個入、22個入)に入っています。※ただし、羽田空港売店で販売されている製品はプラスチック製 もともとは、無地のひょうたん形のしょうゆ入れでした。そこに漫画家の横山隆一先生が「目鼻を描いてあげよう」と、「いろは48文字」にちなんで1955年に48種類のひょうちゃんが誕生しました。「ひょうちゃん」という名前も横山先生が付けたそうです。 1988年、崎陽軒創業80周年を記念し、「オサムグッズ」のイラストレーター・原田治さんによって、2代目ひょうちゃんが誕生。かわいらしい表情が特徴です。 現在は、2003年に横浜工場がリニューアルオープンしたことを機に、再び横山隆一さんの初代ひょうちゃん絵柄が復活。3代目のひょうちゃんとなっています。 このほか、期間限定や企業などとコラボレーションしたひょうちゃんも多数。これまでに登場したひょうちゃんは、800種類以上もあるそうです。代表的なデザインは公式Webサイト「ひょうちゃん」のコーナーをご覧ください。
◆シウマイの謎<6>「真空パック」という言葉を使ったのは崎陽軒が日本初!
今でこそ一般名称として使われている「真空パック」という言葉ですが、実は崎陽軒が独自に発案したもの。常温では消費期限が17時間のシウマイですが、「地方へのお土産にしたい」という要望をかなえるため、崎陽軒は1967年に「真空パックシウマイ」を開発しました。 「真空パックシウマイ」は、製造から約5カ月間、常温での保存が可能となっています。 崎陽軒には「常温」「真空パック」のほかに、冷蔵保存の「おいしさ長もち」シリーズもあります。すぐ食べたい場合は「常温」、贈り物など常温で長く保存した場合は「真空パック」、冷蔵庫で製造日から15日間保存できる「おいしさ長もち」と、シーンに応じて選べます。