7日(水)朝の最低気温は、東京都心0℃など厳しい冷え込みになりそうです。関東では依然として積雪が残っていたり、6日(火)の雨で路面が濡れているため路面が凍結するおそれがあります。また、関東甲信は朝を中心に濃い霧が発生するおそれもありますので、歩行中の転倒や車の運転などに注意が必要です。

関東は積雪残る中で冷え込む朝に

6日(火)午後5時の積雪深（上）と7日(水)の予想最低気温（下）

　関東は5日(月)の大雪により、6日(火)午後5時現在の積雪深は東京都心4センチなど依然として積雪が残っています。また、雪が解けた所も6日(火)の雨により路面が濡れている状況です。 　そんな状況の中、7日(水)の朝は厳しい冷え込みになります。予想最低気温は東京都心0℃、さいたまでは－3℃など氷点下の冷え込みになるため、路面が凍結するおそれがあります。

路面凍結に加え濃霧のおそれ　車の運転慎重に

6日(火)正午の東京都内の様子（撮影：鈴木悠）

　特に道路の白線は、普通の舗装部分と異なって水が浸みこみにくいため、解けた雪で薄い氷の膜ができやすくなります。すでに転倒事故などが多く発生しています。引き続き、通勤・通学の際は時間に余裕を持ち、革靴などではなく滑りにくい靴で歩幅を狭くして歩くようにしてください。

6日(火)午後5時現在の濃霧注意報発表地域

　また、雪が解けたように見えても橋や歩道橋の上、日陰などには雪が残っていたり、路面が凍結しやすくなります。加えて、関東甲信の広い範囲に濃霧注意報が発表されており、7日(水)朝を中心に濃い霧が発生するおそれもあります。 　車の運転は、普段の倍以上の車間距離を取り、速度を落とすなどいつも以上に慎重にした方がいいでしょう。

日本海側は北陸被災地も含め冷たい雨や雪

7日(水)の天気予報と予想最高気温

　関東の濃い霧は昼前に晴れてくるでしょう。太平洋側では、日中は広い範囲で晴れて日差しのぬくもりを感じられそうです。最高気温は、東京都心で前日より4℃高い9℃の予想です。 　一方、日本海側は朝から冷たい雨や雪が降りやすく、北陸の被災地は昼間も寒くなるでしょう。金沢や石川県輪島市の最高気温は7℃の予想です。一日を通し、できる限り暖かくしてお過ごしください。 （気象予報士・鈴木悠）