反面教師にしてください!在宅フリーランスの働き方でありがちな3つの失敗
在宅フリーランスの魅力は、働き方を自分で選べること。「子どもと過ごす時間を増やしたい」と、在住フリーランスを目指す子育て世代の方も多いのでは?ですが、いざ挑戦するとなると、失敗への不安も尽きないようです。 【画像で確認】小学校教員からWebライターに!1年間の「収入推移」どう変わった? 今回は2歳の娘さんを育てながら在宅フリーランスとして働くおこめさん (@ocome_1717)に、在宅ワークにおける失敗談とその乗り越え方を教えてもらいました。 * * * 私は3年前、夫の転勤を機に退職を余儀なくされ、妊娠中に在宅ワークを開始しました。現在は、在宅ワークを実現したい女性向けに、在宅ワークのノウハウや情報を提供するオンラインコミュニティ『ウィズママ』を主宰しています。 在宅ワークで安定した収入を得ながら、娘との時間もしっかり確保できており「子育て世代にとって理想的な働き方!」と言っていただけることも。 けれど全てが順調に進んだわけではなく、失敗もたくさんありました。今回は、私が在宅フリーランスになって経験したリアルな失敗談と、そこから学んだことをお伝えします。 ■1.お仕事を請けすぎて徹夜で作業 ひとつめの失敗は、お仕事を請けすぎて徹夜の作業が続いたことです。 初めての記事執筆のお仕事を請けた際は当時妊娠7ヶ月にも関わらず、朝4時まで作業する日もありました。ついには、連日の寝不足から体調不良に……。 原因は、必要な作業時間が分からないままお仕事を請けていたこと。特に在宅ワークをはじめた頃はお仕事をいただけることが嬉しくて、全てのお仕事を引き受けていたんです。 そのため常に締切に追われ、妊娠中で体調が悪くてもベッドの中で作業を続ける……という生活でした。 今でもここぞ! という時には、ちょっと無理をする日もあります。ですが、できるだけ納期に余裕を持たせたり、一気に請けすぎないようにしたりと、スケジュールをコントロールできるようになりました。 突然のお休みがあり得る子育て世代は、できそうと思った量の半分くらいを目安に引き受けると、余裕をもって対応できると感じています。 ■2.同じミスの繰り返し 同じミスの繰り返しも、締切が近く焦っているときにしてしまった失敗です。 何度も同じミスをするとお客さまから「適当にやってるのかな?」と思われ、信頼を損なう可能性もあります。 ミスを繰り返さないためにも、以下のように順序立てて考えるようにしています。 1)ミスの内容をしっかり把握する 2)なぜミスをしたのか分析する 3)具体的な対応策を決めて実行する たとえば、記事の執筆時に同じ修正指示をいただいたら「以前受けた指示をメモしていなかった」「メモはしているけど、提出前にチェックしていなかった」などの原因が考えられます。 原因がわかったら、次は対策です。「指示を受けたらこのシートに入力する」「提出前にチェックリストを点検する」など、ミスした原因に繋がる具体的な対策を立ててるようにしています。 次は気をつけよう! という感情論ではなく、行動に着目することが重要です。 ■3.子どもとの時間が取れない 仕事が立て込んでいる時期は、子どもとの時間が取れなくなったこともありました。 産後にお仕事を再開したとき、「子どもとの時間が第一優先!」と心に誓ったはずなのに ・お仕事依頼をいただけて嬉しい ・早くチャットを返したい ・締め切りが近いから早く作業を進めたい など自分の都合を優先して、子どもにYouTubeを見せながら隣でパソコンに向かっていた時期もありました。でも……これって本末転倒ですよね。 私が仕事に没頭している間にも、子どもはどんどん成長します。見逃した期間は戻ってこない、ということに気づいたときに、「子どもとの時間」を最優先して働くための方法を本気で考えるように。 今は「お迎えから寝るまでは仕事をしない」と自分でルールを決めています。 時には急ぎの対応が必要なこともありますが、「何のために在宅ワークをしているか」を忘れないことで、後悔しない働き方に近づけていますよ。 社会人としての失敗も、親としての失敗もありました。大切なのは「失敗から何を学び、どう今後に活かすか」ということ。まずはえいや! とはじめてみて、少しずつ改善していくのもありですよ。 * * * おこめさん、貴重なお話をありがとうございました。在宅ワークで順調に実績を重ねている先輩も、さまざまな失敗を乗り越えているのですね。 まずは小さく始めて、失敗するたびに具体的な対策を考える。そうやって一つひとつの経験を、次の行動に活かしてくださいね! ▶プロフィール おこめ 「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。 文=YY