NTTドコモに『Jリーグ部』が発足!? トップパートナーとして共創する日本のサッカー文化
各クラブの物語を広める
――JWCやJISはスポットの施策ですが、ドコモ社はJ3クラブを中心に継続的なプロモーション支援も行われています。 鈴木「現在はヴァンラーレ八戸さん、いわてグルージャ盛岡さん、福島ユナイテッドFCさんと提携して、dポイントやd払いなど弊社の会員ベースを活用した支援を行わせていただいています。提携するクラブは今後も広がってく予定です。部内では社員ごとに推しクラブを担当する形で各々が施策を考えています。所属する部署名(エンターテイメントプラットフォーム部)には入っていませんけど、『Jリーグ部』に所属している感覚です(笑)」 横山「ドコモの中でもJリーグ関連事業の注目度は高まっており、業務内容が広がっている印象があります。通年でJリーグやJクラブさんとコミュニケーションを取る中で求められる知識や能力は幅広いので、仕事の面白さを感じることは多いです」 ――各クラブに担当社員さんがいると、Jクラブとのコミュニケーションも密になりそうですね。 鈴木「そうですね。部内でよく話しているのは『クラブごとに色んなドラマがある』ということ。優勝、昇格、残留……カテゴリーによっても内容や規模感は違うでしょうけど、ドコモとしてはそこにどれだけ関われるかが大切。関連するところでは、各クラブが販売しているシーズンレビューDVDはご覧になられたことありますか? あれは数量限定で買えない人もいるんですよ。だから、そういう各クラブの物語を広める意味でもLeminoで配信していて。クラブの発展に貢献できるビジネスモデルはどんどん作っていきたいですね」 後藤「ドコモとしてスポンサードをサスティナブルなものにするためには、利益も追求する必要があります。ドコモショップへの来店促進のツールとして招待券をお配りしたり、試合当日の賑やかしとしてポインコ兄弟(dポイントのマスコットキャラクター)をスタジアムに派遣したり、弊社としてのメリットもある形で施策を考えています」 ――今回のJWCやJISの現場でドコモの社員さんと話していると当事者意識が高いと言いますか、Jリーグの社員さんと話しているような印象を持っていたのですが、その理由が少し分かった気がします。 鈴木「私がベガルタ仙台のサポーターであることも影響しているかもしれません(笑)。シーズンチケットで10年以上スタジアムに通って、今でも頻繁にアウェイも含めてスタジアムで観戦しています。そういう原点といいますが、仕事で判断に迷う時は『サポーターはどう思うか』を考えることができますし、サポーター仲間に相談することもあります」 ――サポーターとしてのご経験と、ドコモ社としてのアセットが組み合わさって様々な施策が生まれている訳ですね。 鈴木「ドコモのアセットという面ではJリーグの試合日にはドコモショップの店員が地元クラブのユニフォームを着たり、サポーターの皆さんもドコモのサービスを使うと試合観戦がより楽しくなったり……まだざっくりした話も多くて申し訳ないですけど、関わる会社や人が増えることで施策の規模はもっと大きくなります。今回のJISではスカパー!さんと共同施策だからこそ実現できた部分もありますし、JWCやJISの経験も活かしてJリーグさんだけではなく、Jクラブさんとの共催での大会も検討できればと考えています」 ――今後の施策を楽しみにしています。本日はありがとうございました。