NTTドコモに『Jリーグ部』が発足!? トップパートナーとして共創する日本のサッカー文化
Leminoでの配信意義
――JWCとJISはLeminoで無料ライブ配信されました。 鈴木「全5試合中3試合を独占配信、シュトゥットガルトさんの2試合はスカパー!さんとLeminoの両方で配信しました。今年のJWCにおける大きなトピックはNEXZさんとME:Iさんのパフォーマンスも配信したことですね。今年はさきほども話した“スポーツとエンタメの融合”をLeminoでも実現させようと調整したのは昨年からの大きな変化です」 ――1つの番組内で多ジャンルの権利処理が出来るのは、ドコモ社の強みです。 鈴木「ME:Iさんに関しては、Leminoで『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(ME:Iがデビューするキッカケとなったオーディション番組)を配信していた関係があり、若年層のファンが多いME:Iさんに出演いただき、サッカーの面白さを多くの方々に知ってもらいたいと思い企画したという背景があります。また、『初の国立競技場でのライブ』はストーリー的にもファンの方が楽しみにしてくれるのではないかと。実際に国立競技場でのライブを観ましたが、トリコロールマーメイズ(横浜F・マリノスのオフィシャルチアリーダーズ)と連携したパフォーマンスは感動しました。あの様子をLeminoで配信出来たのは意義あることだと思っています」 ――Leminoでは明治安田J3リーグ、YBCルヴァンカップも配信しています。 鈴木「Jリーグさんが掲げる成長戦略として『トップ層が、ナショナル(グローバル)コンテンツとして輝く』と『60クラブが、それぞれの地域で輝く』がありますが、JWCやJISは前者を目指す施策で、J3やルヴァンカップの配信は後者に該当します。視聴者数はLeminoの認知の高まりに比例するかたちで増え続けています」 ――具体的な視聴数データは教えていただけないでしょうが、システムの体制的にはLeminoはJ2やJ1の一斉開催節でもライブ配信できる状態なのでしょうか? 鈴木「Leminoでは井上尚弥選手の試合(ボクシング)など、視聴者数が多いコンテンツのライブ配信した実績もありますので、配信体制の面だけで言えば、J2やJ1にも対応できる状態にあります」