【特集2024】リニューアル進むJR新潟駅 駅ビルのオープンに新バスターミナル スイッチバック式の旧バスターミナル最後の日から駅ビル全面開業まで 2025年も新店オープン!?《新潟》
バスを誘導する「笛吹き」は名物に!?
新潟交通 運営センター係員 木村 雅弘さん(当時) 「笛の吹き方に決まりがあるんですよ。あるんですけども、だんだん皆さん長い間やっているうちにアドリブがちょっとずつ入って、それが名物だって思っている人もいるんじゃないですかね」 木村雅弘さん、運転手を経てこのバスターミナルで15年間、誘導係員として活躍 してきました。 様々な行き先へ向かうバス。そして大勢の人が行き交うこの場所での仕事は一筋縄ではいかず、幅広い仕事があると言います。 新潟交通 運営センター係員 木村 雅弘さん(当時) 「誘導係員なりたての頃は本当に笛を吹くことだけを考えていたが、やってみたらいろいろやることがあった。お客さんに道を案内したり、忘れ物を探したり、バスが遅れてきたときにはお客様に放送でご案内したり。やっぱり思っていたのと、やってみたのでは違いました。やっぱり不思議ですよね。私が生まれるずっと前からあって、自分の代でなくなるというのは」」 新しいバスターミナルはバスを後退させる必要がないため、“笛吹き”と呼ばれ親しまれていたバスの誘導係員も役目を終えようとしていました。 誘導係員人生の集大成として木村さんも最後の仕事を全うします。 誘導係員を通して様々な経験を重ねた木村さん、新しいバスターミナルでは案内係として勤務すると話していました。
バスターミナルをねぎらう電光表示
バスで埋まるターミナル。 電光表示にはバスターミナルの65年間を労う言葉たちが。 昭和、平成、令和と長い時間を市民と共に過ごしたバスターミナル。 そして最後の日に感謝を伝えるアナウンスが……。 「65年間、新潟駅万代口バスターミナルをご利用いただきまして誠にありがとうございました」