受験失敗しても「おめでとう」秘密は母の“超ポジティブ”子育て術 22歳の諸沢莉乃さんが「ココイチFCの新社長」になるまで
社長打診され「ワクワク」
彼女ならきっと自分より従業員を幸せにしてくれる。西牧会長はそう直感し、まだアルバイトだった彼女に「次期社長になってほしい」と伝えた。 諸沢社長: 最初は笑いました。「ええ!?」みたいな…。 西牧会長は、やってくれたらうれしいけど、正直なところOKをもらえるとは思っていなかった。ところが諸沢社長はこの時も、まっすぐな瞳で「はい、私でよければ」と返事をしたという。 諸沢社長: まさかね、高校卒業して、高卒の私、勉強もあまり得意ではない私が社長にっていう。これからの自分の人生にわくわくしたのを覚えています。 そこからの顛末は多くのメディアが語っている。しかし、ほとんど語られていなかったのはそんな諸沢社長を、無条件で抱きしめ続けた母の存在と、そのポテンシャルに気付いていた前社長の眼差し。 西牧会長: 嘘つかないとか、約束守るとか、とにかく人間性。あと素直かどうか。だからこのタイミングで彼女がバトンを受け継いでくれたのは、もう僕にとって本当にラッキーです。 おっさんがおっさんにバトンタッチしてどうするんだって。それで何が変わるんだって。それは僕にはできない。 おっさんにバトンタッチしたところで社会は何も変わらない。だからこそ選ばれた、明るく素直な22歳は“今の日本に足りないもの”を教えてくれる気がした。 (「Mr.サンデー」6月16日放送より)
Mr.サンデー