小池都知事が定例会見9月7日(全文1)国際クルーズターミナル20年7月14日開業
東京都の小池百合子知事が24日午後2時から都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が定例会見(2018年9月7日) 」に対応しております。
台風第21号について
東京新聞:それでは知事の定例記者会見を始めます。冒頭、知事のほうからよろしくお願いいたします。 小池:それではまず、何点か私のほうからお伝えをいたします。4点ございます。まず台風第21号、そして平成30年北海道胆振東部地震に関して一言申し上げたく存じます。今週火曜日に台風第21号、日本列島を縦断するように被害をあちこちに残していきました。そしてまた、きのう未明ではございますが、3時何分かでしたでしょうか、北海道の胆振地方の中東部で、最大震度7の地震が観測されて、大きな被害が発生をしたところでございます。まず、これらの災害でお亡くなりになられた方々、心からお悔やみを申し上げ、また、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げたく存じます。 昔、エリザベス女王が、あれはお城が、ウィンザー城ですか、燃えて、そしてまた、王室がいろいろスキャンダルに見舞われたときに、確かAnnus horribilisということで、ひどい年だという言葉を使ったと思います。ラテン語だと思いますけど。まさしくこの、ここまでいきますとAnnus horribilisという、そのような展開でございますが、もうこれ以上ひどい年にならないようにということでございます。 今回の台風21号ですが、平成5年以来の勢力と、非常に強いままで上陸した台風であります。都内でも軽傷、そしてまた軽傷者や、建物の一部が損壊されるなど、強風による被害が発生したところでございます。また全国各地で死者が出、また多くの負傷者、そして建物の被害が発生をしたところでございます。 驚いたことに関西空港が特に大きな被害を受けたわけでございまして、復旧には時間を要するということでございます。羽田の空港についてはどうかというご質問がございますけれども、護岸の整備はほぼ完了しておりまして、室戸台風、大昔、1934年の室戸台風、それから伊勢湾台風、1959年でありますが、そのころの過去最大クラスの台風が来た場合でも、滑走路の浸水など、空港の運用に支障を来すような高潮の被害は想定はしていないということでございます。それから今回の関西国際空港、関空における被害も検証いたしまして、今後必要に応じて対策を講じていくということでございます。 今回の台風に伴います強風でございますが、電線、そして電線が木と接触したことなどで関西でも、また北海道などでも、広い地域で大規模な停電が発生する原因になったということでございます。無電柱化の促進条例、東京都でも、また国においても法律をこれまで整備したところでございますが、倒壊した電柱というのは、道路をふさいで災害時の救助活動の妨げ、その要因となるわけでございまして、これは大阪の泉南市の、ちょうど報道で使われていた写真でございますけれども、あらためて無電柱化の取り組みの重要性を教えてくれたのではないかと思います。 いずれにいたしましても、今回の被害、例年に比べて台風の発生が極めて多いということ、それから全国的にもそれに伴って多くの水害が発生しているという事実。水害に備えて的確な避難を実現する上で、効果的といわれているのがタイムラインという、何時にどうするということ。それをそれぞれ1人1人、自分のタイムラインをつくりましょうということで、マイタイムラインということ、これを都民の皆さまにも認識していただくようにいたしますし、また避難の判断に必要となる情報は、行政機関が早め早めに発信するということは重要でございます。ということで、都といたしましても防災のTwitterで、またさまざまな方法で適宜、最新の防災情報の発信を行ってまいります。 それからホームページのワンストップ化を進めておりまして、都民の皆さまが避難の判断に必要となりますさまざまな情報、一元的に入手できるように、ホームページ上で探すとかじゃなくて、まず防災という観点で、まず入り口を1つにまとめていくということで、まさしく都民の目線でこの発信をしていく工夫をしてまいります。