小池都知事が定例会見9月7日(全文1)国際クルーズターミナル20年7月14日開業
北海道の胆振東部地震について
それから北海道の胆振東部地震でありますけれども、大規模な土砂崩れなどが発生しております。そのほか、多数の被害が発生して、現在でも救出・救助活動や、ライフラインの復旧活動などが続いております。昨日この地震発生後でございますが、もちろん、午前9時ぐらいの段階で救助の支援ということで警視庁、消防庁の実動部隊がもう出発をいたしております。きのうは危機管理対策会議をまず開催いたしまして、被害、被災状況の把握に務めるように指示をいたして、そしてまた今申し上げましたように、警視庁、そして東京消防庁の部隊の派遣をいたしました。現場でいろんな支援に当たっているところでございます。 それから被災地域から要請があった場合にはさらに都といたしましても、全国知事会などとの連携の上で、速やかに必要な支援、応援をしていく所存でございます。それから北海道庁から液体ミルクの提供について要請がございましたので、関係機関と調整をいたしまして速やかに提供することといたします。そして食料その他の物資の支援につきましても、北海道庁の要請に応じまして調整をしてまいりたいと考えております。都といたしまして全国知事会と連携の上で、これらの応援もしっかり務めていきたいと思います。 それから大規模な地震の発生が続いているわけでございますが、例の大阪で起こった、大阪北部で起こった地震の際にブロック塀が倒れてお子さんが亡くなったという残念な事例がございました。そこで以前もこの会見でもお伝えいたしましたけれど、東京都では都立学校と、都の都有施設に国産の木材を使用した塀の設置を進めておりますが、このことついては全国知事会で、国産木材の活用に関してのプロジェクトチーム、PTの設置を提案させていただき、そして実際に設置がお認めいただいたわけであります。 そこで全国知事会において、【国産 00:09:02】木材活用プロジェクトチームが正式に発足をいたしております。全都道府県の9割近い41の都道府県が参加をしておりまして、全国知事会のPTの中でも、これは最大規模になるということでございます。国産木材の活用は地方経済の活性化、そして森林再生や、いつも申し上げます、地産、今回も北海道で崖崩れなど保水力などの問題も指摘されるところでございますが、ひいては地球温暖化の防止にもつながっていく、そうした点が多くの道府県から高い関心、そして共感を持っていただいていると受け止めております。大変ありがたい反応だと思っております。今後、参加される知事の方々の意見を丁寧にお聞きしながら国産の木材の活用を積極的に推進いたしまして、都市と地方が共に持続可能となる社会の構築に向けて成果を出していきたいと思います。 災害は忘れたころにやってくると言いたいところではありますけれども、最近は忘れる前に次から次へと災害が襲い掛かってくる状況であります。都におきましても、現在、風水害、そして地震への対応に向けまして、あらためて防災事業の総点検を行っているところでございます。引き続き東京の安全に万全を期してまいりたい。大阪北部地震や、今回の台風、連続しての台風、豪雨などなど、新しい状況が出てきておりますので、それらを踏まえまして、東京も人を守っていく、そのために必要なことはなんなのか、あらためて総点検を行っているところでございます。