小池都知事が定例会見9月7日(全文1)国際クルーズターミナル20年7月14日開業
東京国際クルーズターミナルの開業日について
次に東京国際クルーズターミナルの開業日と、それから最初の船が決まりましたので、そのお知らせでございます。東京2020大会と、その先を見据えましてホストシティにふさわしい品格ある国際都市を実現するために、世界中からお迎えする全ての方々が快適に楽しんでいただけるような受け入れ環境の整備を進めているところでございます。そして首都の玄関口となる東京港でございますので、新たにそこに世界最大級の客船を迎え入れる。そして受け入れが可能な東京国際クルーズターミナルの整備を進めているところでございます。 そこで開業日について2020年の7月14日といたします。開業日が、これがちょうど東京2020大会の直前ということで、大会の盛り上げにも弾みが付くということが期待されるところでございます。開業日の記念すべき第1船が選ばれまして、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社という会社のスペクトラム・オブ・ザ・シーズ、シーズってシー、海ですね。これが第1船になって入港いたします。この船は2019年の4月に就航予定のまったく新しい船でありまして、総トン数が約17万トンで乗客の定員が4000人以上という超大型の客船でございます。新しいターミナルに寄港した姿を見ていただければ、都民の皆さまには驚きと未来の東京への期待を感じていただけるのではないかと存じます。都といたしまして引き続き新しいターミナルへのクルーズ客船の誘致に取り組んでまいりまして、より多くの外国人の観光客、外国からの観光客をお迎えすることで国際観光都市・東京を盛り上げていきたいと考えております。 最後に、知事と語る東京フォーラムを開催いたしますので、そのお知らせでございます。これは都政の重要な課題について私、知事として都民の皆さんと直接語り合う場。これまでも幾つかテーマを決めてやってまいりました。毎年、実施をしているものでございますが、今年はボランティアをテーマといたします。10月16日に開催をいたします。このフォーラムでは東京2020大会での大会ボランティア、そしてまた都市ボランティアの内容についてご紹介をする、また被災地支援をはじめさまざまな分野でボランティアの方々、活動されているわけでございまして、それらについても取り上げてまいります。 当日のコメンテーターが、こちら、ご覧いただいているとおりでありますが、98年の長野大会でのボランティアコーディネーターとして活躍されました経験をお持ちの、21世紀ボランティア研究センター代表、丸田藤子さん、それから社員のボランティア活動を積極的に支援しているパナソニック株式会社のCSR・社会文化部部長、福田里香さん、バドミントンの日本代表で二度オリンピックの出場経験をお持ちの、ご存じの潮田玲子さん、それからタレントでボランティアとしての活動経験もおありの木下隆行さん、以上4名の方をお迎えすることといたしております。 東京2020大会のボランティアは組織委員会が運営をする、こちら大会ボランティアですね。活動日数が、10日間以上が基本となっている大会ボランティア。そして私ども東京都が運営する都市ボランティアは活動日数が5日以上ということでございまして、この一覧でご覧いただければと思います。ですから皆さんの状況に応じてお選びいただけるということかと存じます。両方ボランティアの皆さま方には集合研修、集まって研修を受けていただく。いろいろご案内するのに、まずいろいろと知識を知っていただくということでございまして、集合研修を実施して交通費相当を提供させていただく。これらはロンドン大会など過去の大会と基本的に同じ条件となっております。 先ほど申し上げましたフォーラムの件でありますけれども、2020大会のボランティア以外も含めました、さまざまなボランティアの役割や魅力について意見交換いたします。会場の皆さんとも直接お話をしながらボランティアの文化の定着につなげていきたいと存じます。今回も各地で災害が起こり、そしていつもそこで本当に真摯に全国からボランティアの方々が自分の仕事の合間とか、またはふるさとだったりするということなどからのボランティアが集まっていただいているということで、ボランティアについては95年の阪神大震災から特に定着をしてきているかと思いますが、それをさらに広く深く進めていく、いいきっかけにしていきたいと思っております。私から以上でございます。それじゃあ幹事社の方、どうぞ。 【連載】小池都知事が定例会見(2018年9月7日)全文2へ続く