静岡知事選、野党は一本化を模索 与党は短期決戦へ情勢分析
静岡県の川勝平太知事の辞職願提出を受け与野党は10日、次期知事選への動きを加速させた。立憲民主党など野党は川勝氏が4選を果たした2021年前回選同様、候補者の一本化を模索。与党は短期決戦での勝利に向けて情勢分析を進める。立候補表明した総務省出身の元県副知事大村慎一氏や、出馬意向を固めた前浜松市長鈴木康友氏らへの支援の可否を判断する。 立民幹部は「大村、鈴木両氏は一つの軸だ」との見方を示した。川勝氏が事実上の後継打診をした渡辺周元防衛副大臣(衆院比例東海)を含め調整する。渡辺氏は出馬に意欲を見せる一方で「私の一存では決まらない」としており、県連などの協議を見守る構えだ。