維新の片山共同代表が会見(全文2完)もう少し高齢の議員がいてもいい
憲法9条に対するスタンスを教えてほしい
記者5:アソシエートの【ホンマ 01:07:20】といいます。憲法改正について2つお尋ねしたいと思います。きのうだったと思いますがNHKのテレビで世論調査、改正に賛成っていうのが43%だったやつですが、改正に反対が38だと思いましたけど、その中で第9条に関しては反対のほうが上回るんですね。それで維新の会は憲法9条についてはどういうスタンスでおられるのか、それが1つ。 もう1つ先ほど片山代表が言われました、憲法裁判所の設置がなぜ必要なのか、最高裁では十分でないのか、これをちょっとお尋ねしたいと思います。 片山:われわれの考えは、今当面、改正したほうが国民のためになると、国民の希望しているものを改正しようと。そこで議論して3つ選んだのが今の教育の無償化と地方分権と憲法裁判所なんですね。2問目から先に言いますと、憲法裁判所はなんで要るかって、今の最高裁は統治行為、政治色が濃い行為については判断していないんですよ、逃げるんです。それは司法権が及ばないと、こういうことは逃げるものですからあやふやになるんですよ。 その1つが集団的自衛権を、ホルムズ海峡が問題になっておりますが、集団的自衛権をどうするかっていうときに、結局は裁判所がきちっと判断しないものですから、あれだけの大議論をして法律ができるんですね。よその国では憲法裁判所があって、あの法律を出すときに、それが憲法違反かどうかそこが判断してくれるんですよ、それで決まっちゃうんですよね。だから今の日本の最高裁ではなかなか決まらないので、最高裁の中に憲法部をつくってもらってもいいんですけどね、そういうことにしたほうが国民的なエネルギーがロスしないんじゃないか、こういうことなんです。 それから9条については日本維新の会、議論してないんですよ。ただ安倍さんがあれだけ9条にご執心で、またトランプさんが日米の安保条約は不平等だと、こういうこともやるもんですから、真正面から議論しようっていうことになって、結論は出ておりません。われわれは9条ではなくて、今の憲法裁判所や地方分権や、教育の無償化が急ぐ、こういう姿勢です。これから9条は議論します。 司会:ありがとうございました。(英語)感謝の印として、1年間の会員権でございますので、ぜひ。(英語) 片山:ありがとうございました。 (完)【書き起こし】維新の片山共同代表が会見