【ホープフルS/激アツ情報】馬は人で走る!担当者の腕と想いが背中を押す3頭
[GⅠホープフルステークス=2024年12月28日(土曜)2歳、中山競馬場・芝内2000メートル] 競走馬の成績は担当者によって大きく変わると言われている。東スポ競馬Webの「記者メモ」には、他の媒体ではあまり見かけないその手の情報も掲載。ホープフルSに出走する馬だと、まずジョバンニについて、こんなメモが先週、書き込まれた。 杉山晴厩舎といえば、走る馬にはスーパー攻め専こと山本助手が乗っていることが多いが、この馬にもこの中間から同助手がまたがって、口向きなど細かい修正すべき部分をアッサリとクリアさせた。 腕利きによるひと押し――その意味ではクラウディアイも同様だ。赤城記者のコラムに詳しく書いてあるが、担当者である坂本敏行さんはもともと長浜博之厩舎での攻め専時代、アグネスタキオンやアグネスフライトの調教をつけていた有名人。どんな仕上げをしてくるか。一方、ジェットマグナムには1週前にこんなメモ。 担当の柴田助手は76年にトレセンで仕事を始めてこの道48年の大ベテラン。84年エリザベス女王杯でキクノペガサスが2着したのがこれまでのGⅠでの最高着順。40年前の悔しさを晴らすチャンスに渾身の仕上げを施す 定年後にめぐってきたGⅠ制覇の好機に力が入らないわけがない。今週には「坂路で自己ベスト。ええ感じやで」の言葉も飛び出したという。 強い思いは時にサラブレッドに伝わる。今年最後のJRA・GⅠ、人に注目して馬券を買ってみるのも面白いかもしれない。
東スポ競馬編集部