好調「水出しアイスティー」で広がる無糖の味わい 緑茶にマスカットのさわやかな香りを組み合わせた「日東紅茶」の新商品
三井農林は近年好調に推移している「日東紅茶 水出しアイスティー」シリーズの領域を拡大して無糖の味わいの提案の幅を広げる。 2月26日に発売開始した「マスカットグリーンティー」は同シリーズ初となる緑茶を使用したフレーバードティーの新商品。国産緑茶にさわやかなマスカットの香りを合わせ、嗜好性と止渇性の両立を図った点が特徴となっている。 同商品の開発を担当した企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室の宮尾浩司氏は「緑茶とマスカットのさわやかな香りは相性抜群。その中でも特に両者のバランスにこだわった。マスカットの香りの嗜好性は持たせつつもゴクゴクとスッキリ飲めるように仕上げた」とコメントする。
開発にあたっては、外部データなどから茶系飲料とシャインマスカットの市場性に着目した。 「22年度の茶系飲料の販売金額は過去最高となった。23年度は、各社が新商品を投入して茶系飲料はさらに盛り上がりをみせていることから、まず緑茶を選定した。フレーバーについては、シャインマスカットを中心にマスカットの出荷量が年々増加しマスカットフレーバーの商品が続々出され定番フルーツの仲間入りを果たしていると思っている」と語る。 同商品の発売に伴い「水出しアイスティー」シリーズでは、パッケージに“気流式殺菌済み茶葉を使用”のアテンションを新たにあしらった。 気流式殺菌とは、水で抽出する前提での殺菌処理。薬品を使用しない加熱水蒸気を茶葉に施している。 「過去からずっと続けている殺菌処理だが、消費者から寄せられたお声を受けて、今回、あえて前面に押し出した」という。