超貴重なトヨタAE86「カローラレビン GT-APEX」オリジナル車両を発見! 温度感知式グリルもしっかり開閉…リアスポのみ後期型を流用してます
オリジナルをキープしたカローラレビンGT-APEX
2024年に7月28日(日)に石川県小松市の日本自動車博物館で開催された金沢クラシックカーミーティングの会場で気になる車両をチェック。今回は、チューニングやカスタムが施されることが多い人気車種AE86でありながら、オリジナルをキープしたトヨタ「カローラレビン GT-APEX」を紹介します。 【画像】ホイールやマフラーまでオリジナル! ノーマルを多く残したAE86「カローラレビン GT-APEX」を見る(11枚)
AE86前期レビンGT-APEXの無改造車を発見
こういった旧車イベントには人気車種であるトヨタAE86「スプリンタートレノ/カローラレビン」は必ず数台エントリーがあるが、多くの車両はやはりカスタムを施したり、チューニングされているケースが多い。また、一見するとオリジナルという車両も、過去にチューニングされていた車両をベースに「ノーマル戻し」をしている個体が多く、グレード通りのパーツが装着されていないケースも多いのが現状だ。 そんな中、金沢クラシックカーミーティングの会場で驚きの1台を発見した。固定ヘッドライトの「カローラレビン」の「GT-APEX」という最上級グレードで、ホイールやマフラーまでオリジナルという車両だ。GT-APEXはチューニングのベースとしてカスタムされた車両が多く、オリジナルのまま現存している個体はイベントでもあまり見かけない。オーナーの後藤さんにお話を聞いてみた。
珍しいGT-APEX専用の温度感知式グリルも健在
後藤さんは今から15年ほど前に、多くの部分でオリジナルをキープしたこの1983年式のカローラレビンGT-APEXを入手した。前期モデルではGT-APEXのみに設定されたシルバー/ブラックのツートーンカラーは、一度同色で外側のみリペイントされているそうで、まるで新車のような美しさをキープしている。エンジンや足まわりはもちろん、マフラーやホイールまでノーマルという車両は珍しい。 「ちなみにリアのスポイラーのみ後期型の純正を流用してます。これが唯一のカスタムポイントですね。フロントグリルはGT-APEXの専用品で、85℃でロゴ入りカバーが開いてグリルから走行風を取り入れる構造になってます。ちゃんと動作するグリルも珍しいですが、ほとんどのチューニング車はGTのグリルに変えてしまうので、しっかりと残っている車両もあまりないんですよね」
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