無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【SB】レギュラーは無理…。かつてはバロンドール候補も
チェルシーはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でチェルシーが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
左SB:ユーリ・ジルコフ(元ロシア代表) 生年月日:1983年8月20日 在籍期間:09年夏~11年夏 移籍金:2100万ユーロ(約29.4億円) クラブ通算成績:49試合1得点12アシスト ユーリ・ジルコフがその名を世界に轟かせたのは、2008年に行われたユーロ(欧州選手権)だろう。全5試合中4試合にフル出場した同選手は、見事なパフォーマンスを披露してベスト4進出に貢献。同大会の優秀選手に選出されると、同年のロシア年間最優秀選手、さらにバロンドール候補30人にも選出された。 その活躍により、同選手は2009年夏に移籍金2100万ユーロ(約29.4億円)でチェルシーへ移籍。デビュー戦となったACミランとの親善試合で決勝ゴールをマークするなど加入直後にインパクトを残したが、膝の負傷により開幕に出遅れ、復帰後はベンチに座る時間が続いた。 09/10シーズンのリーグ戦第18節以降はアシュリー・コールの負傷もあり出場機会を得たが、世界最高の左サイドバック(SB)の1人と呼ばれた同選手の牙城を崩すことができなかった。10/11シーズンのリーグ戦第7節からはインサイドハーフ(IH)や左サイドハーフ(SH)など中盤で先発出場を続けていたが、2010年11月にふくらはぎを負傷してしまい約3ヵ月間の戦線離脱。復帰直後はコンスタントに出場機会を得ていたが、2011年4月に入ってからはほとんど起用されなくなってしまい、シーズン終了後にアンジ・マハチカラへ完全移籍で放出されてしまった。
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