大阪市がインテックス大阪会場での接種対象を拡大・府の大規模接種センターでも拡大へ
接種会場広げたいがフル動員をかける形でやれているのが今の規模
また別の報道陣からは「大規模接種会場に行くのはしんどいけれども、地元の小学校区の福祉会館などは行きたいというお年寄りがたくさんいると思う。行政としてフォローしていく考えはあるか」という質問もあった。 松井市長はそれに対し「接種会場をもっと広げていきたいという思いは持ってますけれども、接種会場を設置するためには会場だけではなくて、そこで接種の業務を行っていただく、お医者さん、看護師さん、薬剤師さん、歯科医、このマンパワーがセットになって初めてできることですから、今われわれに協力をいただいているその専門職の皆さんのフル動員をかける形でやれているのが今の集団接種会場の規模です。特に医師会の皆さんは個別接種で、もう今の時点で1700カ所という、診療所で個別接種の場所を広げていっていただいていますので、ちょっとこのマンパワー見合いでさらにという、分散しながら地域での接種会場を設けていくというのは非常に今、困難な状況だということです」と答えていた。
大阪府の大規模接種センターでも64歳以下の府民の予約受け付け
一方、大阪府は今月19日から運用が開始される「マイドームおおさか」(大阪市中央区)での大規模接種会場について、現在は65歳以上の府民からの予約を受け付けているが、17日午前現在、最初の10日間の予約率が7%ほどにとどまっていることから、18日正午から接種券が届いた64歳以下の府民の予約を受け付けると発表した。 こちらも使用されるワクチンはモデルナ社製。予約方法は、インターネットかLINEで受け付ける。
知事、予約状況について「齢者の市町村接種が進んできている」
大阪府の吉村洋文知事は、17日午後に大阪府庁で行われた定例記者会見でこの件について発表。報道陣からは「現在の予約状況をどう受け止めているか」という質問があった。 これに対し、吉村知事は「高齢者の市町村接種が進んできていることがあると思います。かなり高齢者接種については1回目は進んできているという状況がひとつ、あとは1回目は予約済みだよという方も多いと思います。高齢者の方なので、元々かかりつけの病院、クリニックに行かれる方も多いとおもいますので、近くでやりたいというご意向が多いんではないかと思っていますので、そもそも需要があまりないと、大規模接種センターで高齢者接種をやる需要があまりないんではないかと思っています」と述べた。
また「市の大規模、国の大規模接種センターが先行して進んでますが、電話でという予約しやすいシステムに変えた上での予約状況を考えても、高齢者のみなさんの大規模接種センターでの需要はかなり少なくなってきてるんだろうと思います。大事なのは予約枠、これは大切にしたいと思ってますし、そこは無駄にしたくないと思いがありますので、できるだけ早く年齢制限を取っ払って希望する方にワクチンを届けたいと思います」と続けた。