敵地で4-0大勝も謙虚さ求めた三笘薫「僕らにはまだまだ甘いところがある」
[11.15 W杯最終予選 日本 4-0 インドネシア ジャカルタ] 試合直前の大雨で想定外のピッチコンディションを強いられながらも、厳しいアウェーゲームを4-0で制した日本代表だったが、不動の左ウイングバックを担うMF三笘薫(ブライトン)に満足はなかった。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 課題に挙げたのは何度もピンチを招いた守備面の対応だ。この日は大勢のインドネシアサポーターがスタジアムに詰めかけ、壮大なコレオグラフィーと大声援でホームチームを後押ししてくる中、日本はボールを握りながらも前進に苦しみ、逆に鋭いロングボールに対する守備で大ピンチが続発。GK鈴木彩艶のスーパーセーブでなんとか救われるという場面もあった。 「プレスに行ったところをロングボールで蹴られて、スペースのところで何回かやられて、失点してもおかしくないところがあったので、そこは改善しないといけない。最後のところでGK含めて何とか頑張ってくれたというのがあるけど、ああいうシーンを作らせないことが大事なので、そこは反省しなければいけない」(三笘) 攻撃では時間を経るごとにビルドアップの配置が安定し、三笘に鎌田大地、守田英正、町田浩樹を加えた4人のローテーションでスムーズに前進できるようになり、2ゴールを奪取。三笘自身もMF南野拓実の2点目をアシストし、「素晴らしい形で得点できているので、そこは再現性が上がっている」と手応えも口にしたものの、それよりも「守備のところをもっとこだわっていかないと、より次の試合も難しくなる」と守備の課題に目を向けていた。 そんな三笘は4-0の勝利にも「4-0のようなスコアにならない展開もあり得たし、もっと謙虚に戦わないといけない。僕らにはまだまだ甘いところがあるので、そこを改善しないといけない」ときっぱり。最終予選折り返しの5試合で19得点1失点という圧倒的な戦績には「素晴らしい成績」と述べつつ、「次で勝てればより2位を離せると思うので次の試合がより重要になる」と冷静に19日の中国戦を見据えた。