開幕戦は浦和学院が大分舞鶴に勝利 7年ぶり初戦突破 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会は第1日の19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の関東大会4強の浦和学院(埼玉)は第1試合で21世紀枠で初出場の大分舞鶴に4-0で勝ち、前回出場した第87回大会(2015年)以来7年ぶりの初戦突破を果たした。昨秋に森士(おさむ)前監督から後を引き継いだ長男の森大監督は甲子園初陣を白星で飾った。浦和学院は第6日(24日)第2試合の2回戦で、和歌山東―倉敷工(岡山)の勝者と対戦する。 【名門vs初出場 大分舞鶴と浦和学院の熱戦を写真で】 ◇高山が大会第1号 浦和学院が快勝した。エース左腕の宮城は直球に切れがあってテンポも良く、13奪三振で2安打完封。打線は四回、鍋倉の中越え適時三塁打で1点を先取し、続く高山が大会第1号となる中越え2ランを放った。大分舞鶴はエース右腕の奥本が球威のある直球を軸に7回4失点と粘投したが、打線が三塁を踏めなかった。 ◇浦和学院・森大監督 (監督として甲子園初勝利)ウイニングボールは捕手からもらいました。「新生浦和学院」を選手と一緒に見せられた。相手投手が好投する中で(2点本塁打の)高山がよく打ってくれた。 相手(投手)は直球が良かったが、その直球を狙ってつぶしていった。伝統である投手力と守備からリズムをつくる野球もできたと思う。 ◇大分舞鶴・河室聖司監督 初めての甲子園だったが、一球一球に声援を送っていただいて、とても温かい場所だと実感した。先発の奥本は大変よく投げた。(相手の)強力打線に逃げずに向かっていったのが良かった。 (浦和学院の)宮城投手の直球に対応する指示は出していたが、低めに切れの良い球が来ていて、今の打力では厳しかった。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。