ドジャース大谷翔平、顔付近の投球にヒヤリ…大きくのけぞりヘルメット落ちる、第2打席までフライアウト2つ
米大リーグのワールドシリーズは29日(日本時間30日)、ニューヨークでヤンキース(ア・リーグ)-ドジャース(ナ・リーグ)の第4戦が行われ、1番指名打者で出場しているドジャースの大谷翔平は初回の第1打席は遊飛に倒れた。
今季15勝を挙げて急成長したヤンキースの右腕速球派、ジルとの対戦。初球をフルスイングしてバックネットへのファウルとすると、カウント2-2からの5球目は内角高めの顔付近に投げ込まれ、大きくのけぞった大谷のヘルメットが落ちるシーンも。6球目のスライダーを打ち上げてショートへのフライに終わった。
三回に先頭打者で立った第2打席は2球目を打って中飛。フェンス手前の深い場所まで飛ばしたが、中堅手ジャッジがキャッチした。
26日の第2戦で左肩を亜脱臼したが、前日の第3戦にもいつも通り先発出場し、試合を通して肩を温めながら、さらに負担がかからないように出塁すると左手でユニホームの胸元をつかんで走るなど、万全の態勢で臨んだ。
ドジャースが3連勝とした前日の試合後は「試合の中ではもう、痛い、痛くないというのはあまり考えてない」と思いを吐露した。
おなじようにけがを押して出場してシリーズ3戦連続本塁打中の僚友、フリーマンの姿にも刺激を受けている。「チームの士気だけは下げたくなかった。けが人もいる中で、みんなが万全の状態で必ずしも出ているわけではない。その中で自分のできることをしっかりやれれば。みんなであと1勝、しっかりと勝てるように」との思いで試合に臨んでいる。(デジタル編集部)