65㎡ 3階建て【小さい家でも家族で広々と暮らす】建築家・西川日満里さんのご自宅を拝見!
Kitchen:ストック収納は最小限。その分こまめに買い出しに
LDから2段下がったキッチンは天井が低く、おこもり感のある空間。 「商店街が近いので、必要な食材は近所ですぐ揃えられるし、友人が来たら近所の料理店に。食材のストックは最小限です」(西川日満里)
Living room:見上げる大きな窓から光が降りそそぐ
目線よりも高い位置に、開放感のある幅2.4×高さ2.1mの窓を設置。レースカーテンはほどよい光を取り込みつつ、視線をさえぎる。 「白のタイルカーペットも広さを感じさせるポイントです」(西川日満里)
3rd floor Bedroom:寝室わきのサンルームは今、娘さんの遊び場に
寝室からL字に延びた小さなスペース。 「いわゆる〝子ども部屋〞は取れないので、娘には自分のお気に入りの場所を見つけてね、と伝えています。最近はこのサンルームに絵本を並べて遊んでいますね」(西川日満里)
Workspace:読書や仕事に打ち込めるミニ空間
建築やアートの本が並ぶおよそ2畳の空間。夫婦のどちらかが仕事をしたり、娘さんが本を読んだり、テラスに出て植栽のお手入れをしたり。1人でくつろげる心地のいいスペースに。
1st floor
1階の通りに面した一室は、玄関の外にある独立した空間。 「ギャラリーやワークショップとして使えて、子どもの遊び場や夫婦の仕事場にも。多目的な場にしています」(西川日満里)
「小さい家」にはメリットがいっぱい!
▶動線がよい リビングから個室、洗面所から寝室など、最短距離でアクセスしやすいので、効率よく家事を進めやすい環境! ▶家族のコミュニケーションが取りやすい どの部屋にいても家族の気配を感じられるため、家族の体調や心境の変化などを、こまやかに把握できる。 ▶掃除しやすい 家の隅々まで目が行き届き、拭く&掃く面積が小さい分、掃除にかける労力も時間も、最小限で完結。 ▶光熱費が抑えられる 限られた空間なので空気が循環しやすく、冷暖房費が比較的セーブしやすい。部屋が少ない分、冷暖房家電の数も抑えられる。 Staff Credit 撮影/宮濱祐美子 間取り図製作/前田優子 取材・文/田中理恵 こちらは2024年LEE5月号(4/6発売)「70㎡以下『小さい家』で広々暮らす」に掲載の記事です。