納豆に生卵や熱々ごはんは本当にNG? ひきわりと粒の違いとは 素朴な疑問を栄養士に聞いた
ヘルシー食品だからたくさん食べた方が良い?
納豆が体に良いのは確かなことなのですが、ヘルシーな食品だから、たくさん食べれば良いというのは誤解です。食べすぎは体調不良を招くこともあります。 たとえば、納豆には大豆イソフラボンが含まれ、適量であれば骨粗しょう症予防、更年期障害の症状軽減などの働きが期待されます。しかし一方でイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと同じ働きをすることから、摂取しすぎると乳がんや子宮筋腫のリスクを高める可能性があることも示唆されているのです。 また、納豆菌は生命力がとても強く、過酷な環境でも増えていきます。腸内では悪玉菌を減らして腸内環境を整える働きをしますが、過剰摂取すると腸内環境の納豆菌が増えすぎて、腹痛や吐き気を招くこともあるでしょう。 納豆はプリン体が少なくはありません。尿酸値の高い方は、納豆の過剰摂取も気をつけてください。どんな食品にもいえますが、体に良いからといって過剰摂取はかえって悪影響を及ぼします。納豆でいえば、1日1パックを目安においしくいただきましょう。
Hint-Pot編集部