【新日本】棚橋弘至VS柴田勝頼は5分間チョップ打ち合い「5分じゃ短い」米国で再び対戦か
<新日本プロレス:WRESTLE DYNASTY大会>◇5日◇東京ドーム 第2試合で、同じ1999年10月10日にデビューした新日本プロレス社長の棚橋弘至(48)と、今は米AEWで活躍する柴田勝頼(45)が5分一本勝負のエキシビションながら、10年ぶりにシングルマッチで対戦。わずか5分の間に棚橋が柴田の胸元に張り手を、そして柴田は棚橋に逆水平チョップを浴びせ続け、両者、胸を真っ赤にして終了となった。 試合後、柴田から握手を求め、棚橋もその手をがっちりと握った。柴田は会見で「とにかく自分が言いたいのは、続きを必ずやりましょう、それだけです。棚橋君のレスラー人生25年、デビューしてから25年。そして俺の25年。たった5分で決まるわけないじゃないですか。だから残り3分で、チョップしかないなと思って。ただお互いのチョップ1発1発で気持ちが確認できたから。これは続きができるなと思いました」と期待を持たせた。 柴田は17年に急性硬膜下血腫を患い、手術を受けており、新日本のマットでの公式戦は難しいが、棚橋に向けて「もし疲れてなければ、アメリカまで来て、試合をしましょう、続きをしましょう、という気持ちです」と呼びかけた。 一方、棚橋も「5分じゃ短い。ただ柴田選手と25年前、同じ日にデビューして、若手の頃、何度もシングルマッチがあったりと。そして今回こうして1対1で向かい合えた。向かい合えた自体が特別なことだと思いますけど、(赤く腫れ上がった胸を見せて)見てこれ、火ついたよ。ネクスト、期待してね」と続きがあることを示唆。 そして涙をにじませながら「長くやってるといろんなものを犠牲にしないといけない時があったり。体のダメージもあるし。ただ、それ以上にファンのみなさんの応援や、こうして、もうないだろうと思っていた試合ができたり。結果としてレスラーをずっと続けてこられて本当に良かったです」と話した後、「まだ(引退ロードが)始まったばかりだけど、最初からこんなに…。だめだ元気よくいきます」と涙をぬぐって去っていった。