不登校・行きしぶり「学校に行きたくない!」という子の「忘れてはいけない選択肢」
子どもが不登校になったり、「学校に行きたくない」と言ったとき、塾・転校・フリースクールなど、親はいろいろな選択肢を考えます。そんなとき、つい忘れてしまいがちな「もうひとつの大切な選択肢」があるそうです。 【画像】不登校・行きしぶり「学校に行きたくない!」という子の「忘れてはいけない選択肢」 子どもの不登校経験から、ママも子どもも前向きでハッピーになる生き方の著書を出版。心理カウンセラーの資格を持つrikaさんに、「もうひとつの大切な選択肢」について教えてもらいました。
「学校に行きたくない」なんてあり得ない!!
子どもが不登校になった時、親はまずびっくりして「学校に行かないなんてあり得ない!」などと思ってしまうこともあるでしょう。「行きたくないこともあるけれど、それでも頑張って行くのが学校!」そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。 私自身、息子が不登校になったばかりの頃は、「本格的に不登校になってしまう前になんとかしよう」と必死になり、登校させることにとても執着してしまいました。実際、そんな保護者は多いですし、それでも子どもは行かないので親の苦悩は続くのです。 でも、どんな働きかけをしても自室にひきこもって学校に行きたがらない子どもを冷静に見た時、今は学校に行かせることにこだわる時ではないのだと納得します。
学校に行かないなら…
そして、私もそうでしたが、多くの親はここでこんな風に思いがちです。「学校に行かないなら、せめて学校に代わる何か別のことはないか?」 親は勝手に子どもができることを模索し始めるのです。 そして、 なにかスポーツをしてみたら? ウォーキングでもしてみたら? 勉強が心配だから塾はどう? 家庭教師にきてもらう? 何か習い事をしたら? フリースクールを見学に行ったら? 転校したら行けるかも? など、子どもにいろんなことを提案しがちです。
せめて「何か」はしてほしい
何かさせないといけない! 何かはしてほしい! この思いは、学校に行かないのは仕方ない。それならせめてその代わりになることを!と、「何か」をさせることに執着しているということ。これは、学校から矛先がかわっているだけ。学校に行かないでボンヤリ家で休ませているわけにはいかないから、せめて何か納得できることをしてほしい!という思いがあります。 でも、子どもが、学校に行きたくない。何もしたくない。と思っている時は、たいていの場合、他のどれをやってみてもうまくはいきません。心の元気がなくなり、パワーがなくなると、意欲も前向きな気持ちも全てなくなるからです。