[高速道路でクルマがトラブル…] 緊迫の瞬間を救ってくれるコンパクトな停止表示灯がリニューアル
見た感じは同じ? でも新型はレンズのカタチが明らかに違う
まず新旧の外観は、本体重量が新型のほうが7gほど重くなっているが、見た目もサイズもほとんど変わらない。この製品の魅力のひとつになる、コンパクトなサイズ感はいささかも損なっていない。車検証と一緒にグローブボックスに入れてみたが少しの隙間があれば十分な感じ。フロントシートの足元そばに設置しても、ドアのサイドポケットに放り込んでいても、邪魔に感じないメリットは健在だ。 今回の新型で大きく進化したのは、紫色のLED光を放つレンズの性能。 従来型のレンズは少し平坦気味だが、新型は高さと丸みが明らかに増している。これにより旧型の照射角度90度から、新型は60度に変更されているとのこと。さらにレンズ自体の透明度を高めることで、発光する紫光線がよりくっきりなっているという。 エーモンによると、第三者機関の調べで従来型でも夜間800m/昼間300mの位置からでも視認することができたが、新型は夜間1000m以上/昼間400mへと視認距離がアップしたとのこと。 100km/h前後もしくはそれ以上で走るクルマばかりの高速道路で視認距離が200m違うと、クルマが認識できる時間は8秒ほど違ってくるという。つまり新型は衝突するリスクをさらに下げることができる。 新旧の違いをそれなりに太陽が顔をのぞかせるお昼ごろに確認したのだが、新型も従来型も紫色の光がくっきりと確認できるのは同じ。ただ、見比べると新型の方が明らかに鮮明で、距離が離れるほどそれは顕著になる。従来型は少し柔らかな味を感じる発光で、それに対して新型はさらに一絞り引き締まった印象が強まる。 ◆車検証がちょうど入るぐらいの小さめのグローブボックスでも、隙間に収められるほどのコンパクトさということも魅力のひとつ。 ◆三角表示板は畳んだ状態でもかさばるため、荷室で邪魔になることもシバシバ。後ろからのライトの光を反射する仕組みになるので、夜はともかく昼間はあまり目立たないことも弱みに思う。また、実際に使う際には車両から50m以上後方に設置することが望ましいとされている点にも注意! とくに夜間の高速道路で手に持って移動する際には、発炎筒などを併用して安全には十分に配慮する必要がある。 ◆形状を見直し、透明度を上げることで光度・輝度・視認距離を向上させ、さらに遠くまで照射可能になっている。レンズの凸部が大きくなり、照射角度が90度から60度へと狭くなることで輝度の高い光がより遠くまで届く。