大人の「カーゴパンツ」は何色? メゾンの逸品で洗練ムードも両得です
カーゴパンツといえばオリーブドラブの色目がおなじみですが、大人ならそれ以外のカラーを狙いましょう。特に、メゾンの手がけるカーゴパンツなら、男らしさに上品さや都会的な雰囲気までもが漂います。
オリーブじゃない「カーゴパンツ」が正解
タフなパンツの代表といえば……。そう、カーゴパンツです。となると、おなじみのオリーブドラブの色目を一番に想起される方も多いでしょうが、さにあらず。 ラグジュアリーなモノ作りを信条に掲げるメゾンから選ぶのであれば、オリーブじゃない「カーゴパンツ」を選ぶのが正解。 ワイルドだけどどこか繊細で、男らしいのに艶っぽい塩梅絶妙なカーゴパンツこそ、メゾンの真骨頂といえるのです。
◆ モンクレール グルノーブル/テック感が男心をくすぐるカーゴパンツ
裾の部分がリブで絞られたモダンなデザインのカーゴパンツ。スナップボタンでウエストの調整を可能にしつつ、ポケット部分にはレタリングを、そして裾にはシルバーのリフレクターで矢印のプリントを施しています。 軽量かつ、防風&防水&通気といったウェザープロテクション性にも優れるファブリックは、快適なはき心地を約束する伸縮性も兼備したスグレモノ。
いつもの装いに取り入れるだけで新鮮に
リッチなブラウンのダウンブルゾンに白のカットソー&スニーカーという秋冬のお手本のような着こなし。そこに新鮮味をプラスしているのが、上品な色目と現代的な意匠を高次元で融合させたキャメルカラーのカーゴパンツってワケなのです。
◆ ヴェルサーチェ/黒パンを新調するならメゾンのカーゴパンツ
スラント式のフラップポケットを採用したブラックのカーゴパンツ。洗練されたデザインとクールなカラーリングの恩恵で、都会的なムードも満点。フロント面には同系色でおなじみの「ヴェルサーチェ ミラノ スタンプ」が刺繍されています。 軍モノと親和性の高い軽量のリップストップギャバジンコットンを使用しているって点もまさに通好み。玄人感を容易に醸し出せる一本かと。
モノトーンでこなせばこなれ感は倍増
全身を潔くブラック&ホワイトのみでコーディネート。ただし、レザーブルゾンの水を湛えたような光沢や、パンツのドライな風合い等、同じ黒でもテクスチャー感に変化をつけることで、間延びしない雰囲気にまとめています。 その出自ゆえ、ともするとタフになりがちなカーゴパンツも、「メゾンが手がけたオリーブじゃない一本であればこんなにも洗練されたムードになる」という好例ですね。 2024年9月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・谷田政史(CaNN)、静物・蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/古川 純 文/持田慎司 編集/鈴木賢二、吉田幸次郎(ともにLEON)