【ONE】チャトリCEO「ONEは世界で数千万人が見る。RIZINとはベルトの意味も違う」
アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」は16日、都内で記者会見を開催し「ONE172」(2025年3月23日、さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで、武尊(33=team VASILEUS/元K-1ワールドGP3階級制覇王者、現ONEフライ級キックボクシング2位)とロッタン・ジットムアンノン(27=タイ/前ONEフライ級ムエタイ王者、ONEフライ級キックボクシング1位)が、フライ級キックボクシング・スーパーファイト3分5Rで対戦すると発表した。 会見に出席したONEのチャトリ・シットヨートンCEOは同大会がPRIDE時代以来、過去30年で最大の日本での格闘技イベントになると強調。世界で最も多くの人々が見る、日本発の世界的イベントになると説明した。 今夏の「超RIZIN3」はさいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンに4万人超のファンを集めて行われたが、チャトリCEOは「一緒にしないでほしい」と会見に集まったメディアに訴えた。 チャトリCEOは「(RIZINの)榊原CEOのことはリスペクトしている」と前置きした上で「ONEは世界的な舞台だ。日本以外でRIZINを見ているファンはいない。チケットが何枚売れたかじゃないんだ。どれだけ世界中で放送を見ているかどうかだ。ONEは毎大会、世界中で数千万人の人々が見る。これはRIZINの比にならない。195カ国の人々が見るイベントをRIZINと比べないでくれ。ベルトの意味合いだって違う。RIZINにはユーチューバーだって出られる。ベスト対ベストじゃない」とまくしたてた。 またチャトリCEOは大リーガー大谷翔平の名前を挙げて「彼は史上最高の野球選手。それは日本人の血が半分流れている自分にとっても誇らしいこと。そしてここにいる武尊も大谷翔平のようにベスト・オブ・ベストとしてさいたまで戦う。若松佑弥も日本のフライ級のベストで、今大会で王座に挑戦する。日本のファンのみんなは応援してあげてほしい」と呼びかけた。