センバツV腕の健大高崎・佐藤龍月 来春甲子園で代打でのベンチ入り目指す 左肘トミー・ジョン手術から「考えられないくらい治り早い」
今春センバツV腕の健大高崎・佐藤龍月投手(2年)が18日、同校で取材に応じ、当確となっている来春センバツで代打枠でのベンチ入りを目指すことを明かした。 エースとして春夏連続の甲子園出場を導いたが、左肘の疲労骨折と靱帯(じんたい)損傷により今夏甲子園ではベンチ外。8月30日にトミー・ジョン手術を受けた。 術後は4週間で固定器具がはずれ、12月に入りランニングと素振りを解禁。2週間に1度の通院をしながら下半身のトレーニングを中心にリハビリを続けている。プロ選手の同手術も担当した主治医から「考えられないくらい治りが早い。今のままなら来年の夏は普通に投げられる」と伝えられるほど経過は順調だといい「復帰して150キロを投げるという目標がモチベーションの一つ」と力を込めた。 希望進路は「現実を見ながらですが、高卒でのプロ入りが目標」と故障前から変わらぬ思いを明かした。順調なら、来月に置きティーなどの打撃を解禁し、2月からはキャッチボールを再開する見込みだ。「(打撃は)みんなに認めてもらえる実力がないと。もうケガしないために、もう一度、フォームや体の使い方を考え直したい」と聖地への帰還をモチベーションに完全復活を期した。