山形県内で相次いだ“悲劇” 「殺人・強盗・火災・交通事故」生命財産を脅かす事件・事故の数々【山形発】
郵便局・コンビニで相次いだ強盗事件
9月、白鷹町の簡易郵便局で男が刃物で女性局員を脅し、現金100万円を奪って逃走した。 リポート: 強盗事件が起きた高畠町のコンビニエンスストアです。警察が鑑識作業を行っています。 さらにその1カ月後の10月、今度は高畠町のコンビニでも現金13万円が奪われる強盗事件が発生した。 2つの事件では、その後それぞれ男が逮捕されたが、いくつかの共通点があった。 <共通点> ・女性店員が店に1人でいたところをねらった犯行であること ・動機がいずれも「金に困っての犯行」であること こうした特徴を踏まえ、11月、山形市のコンビニで、強盗への正しい対応を学ぶ合同訓練が行われた。 県警察本部生活安全企画課・今野奈緒美警部は「なかなか刃物などを突きつけられると冷静になれない部分があると思うが、相手を刺激しないで冷静に対応してほしい」と話す。 <強盗対策> ・日ごろから入店してきた人にしっかり挨拶をして、店内に目を配っていることを感じさせること ・刃物を持った犯人とは距離をとり、逆らわらないこと そして9月には、三川町役場近くの住宅街で殺人事件が発生。 1人暮らしの90歳の女性が、寝室で死亡しているのが見つかった。 リポート: 三川町役場からほど近いこちらの住宅街の中にある現場です。一夜明けたきょうもブルーシートの奥で現場検証が行われています。 殺害されたのは、三川町横山の無職・阿部祥子さん(90)。頭や胸には複数の殴られた傷や首を絞められた痕があり、警察が「殺人」と断定。警察は延べ3800人の捜査員を投入し、検問や防犯カメラの解析などを積み重ねて犯人の行方を追った。 そして事件発覚から1カ月あまり事態は大きく動いた。 山形県警・川井伸刑事部長: 本日(11月8日)午前11時36分、被疑者を鶴岡警察署において通常逮捕しました。 事態は大きく動いた。逮捕・起訴されたのは、三川町横川新田の無職・石川一馬被告(28)。亡くなった阿部さんと石川被告の自宅の距離は、わずか3km。警察によると、2人に「面識はなかった」とみられている。 近所の人は「会えば気さくな子。正直ショックでした、そんなことをする子でなかったので」と話す。 さらに警察は、石川被告が殺人事件の数カ月前、別の空き家に侵入し通帳などを盗んだ疑いでも再逮捕するなど、余罪についても調べている。 犯行動機は一体何だったのか…、裁判員裁判は2025年に審理が始まる。 (さくらんぼテレビ)
さくらんぼテレビ