東京の桜開花“10年ぶり”の遅さナゼ 植え替えで「ソメイヨシノ」消える?……樹木医「都市部に不向き」【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
平年より開花が遅れていた桜が27日、各地で咲き始めました。東京では平年より早い日が近年続いていましたが、今年は10年ぶりの遅さになっています。桜を代表するのが「ソメイヨシノ」ですが、植え替えが進み、街路樹などの数は減っていきそうです。そこで今回の#みんなのギモンでは、「桜の開花 なぜ遅い?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●咲かないワケ 昔はどうだった? ●ソメイヨシノなくなる?
■松山市では平年より3日遅い開花
加納美也子・日本テレビ解説委員 「27日は久しぶりに全国的に晴れ、開花の遅れていた桜が各地で咲き始めました。愛媛・松山市ではこの日、平年より3日遅い桜の開花となりました」 気象台の調査官 「桜7輪咲いているのを確認しましたので、今日開花ということになります」 訪れた人 「楽しみに待っていました。早くお花見がしたくて」 加納解説委員 「27日は福岡と岐阜でも開花発表となりました。平年より福岡は5日、岐阜は2日遅い開花です」 加納解説委員 「every.でも毎日、東京の標本木の様子を伝えてきましたが、開花が楽しみですよね」 鈴江奈々アナウンサー 「標本木の隣にある、標本木ではない方はもう咲き始めていたので、もうすぐですよね」
■靖国神社の標本木は…あと少し
加納解説委員 「今年は桜が早く開花するんじゃないかという予想もありましたが、なかなか咲きません。東京の標本木である、靖国神社のソメイヨシノの様子を見ると、つぼみはまだ(完全には)開いていません」
■ウェザーニュースによる「開花の目安」
加納解説委員 「気象サイトのウェザーニュースによると、桜の開花の目安があります」 「最初は小さく固いつぼみが徐々に緑色になり、ピンク色になってきたらもう少しで、あと9日で開花とされます。花びらが見えてきたらあと5日。軸が伸びきったらあと1日で開花なのではないか、ということです」 「この基準で東京の標本木を見ると、『花びらが見えた』と『軸が伸びきった』の間くらいでしょうか。あと2~3日ほどで開花するのではないかと思われます」 森圭介アナウンサー 「29日か30日くらいということですよね」