イスラエル軍のガザ空爆で90人死亡…病院閉鎖や乳児の凍死相次ぎ、難民キャンプも被害広がる
【エルサレム=金子靖志】イスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザ各地を攻撃し、子どもを含む少なくとも90人が死亡した。パレスチナ通信が報じた。ガザでは病院の機能停止や乳児の凍死が相次ぎ、人道危機が深刻化している。 【動画】殺害直前のハマス最高幹部、追い詰められドローンに棒を投げる
イスラエル軍はイスラム主義組織ハマスへの攻勢を強めており、30回を超える空爆を行ったとみられる。同軍が「人道地域」に指定した難民キャンプにも被害が広がったが、同軍はハマス関係者を殺害したとしている。ガザの保健当局によると、2023年10月の戦闘開始以降、ガザの死者は4万5500人超となる。
複数のイスラエルメディアによると、停滞しているガザの停戦交渉に関し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、対外情報機関モサドなどからなる代表団を派遣することを承認した。代表団は3日に仲介国カタールを訪問する予定だ。
一方、前立腺摘出の手術でエルサレムの病院に入院していたネタニヤフ首相は2日、退院した。