「はい、それ違反でーす」コンビニなどでやりがち。エンジンかけたまま車から離れる…
コンビニでの買い物/友人の家を訪れる際など、短時間で戻ると思い、エンジンを切らずにクルマを停めることがあります。このように日常の生活の中で、クルマを使う際に”エンジンをかけたまま少し離れる”ことはよくあるシチュエーションです。しかし、このような行為は実は法律で禁止されていることをご存知でしょうか。エンジンをかけっぱなしでクルマから離れてしまう行為のリスク/禁止されている背景/違反時の罰則をみていきます。 【画像】エンジンをかけたままクルマから離れる行為はNG
やりがち?エンジンをかけたままクルマから離れる行為
エンジンをかけたままクルマから離れる行為は、交通法規により禁止されています。この行為をおこなった場合は”停止措置義務違反”に違反する行為にあたり、違反点数1点に加え、普通車の場合は6000円の反則金が科せられる場合があります。 ついやりがちな行為ではありますが、れっきとした違反行為にあたることを忘れてはいけません。またエンジンをかけたままクルマを離れる行為は、バッテリー上がり/盗難のリスクを高めるだけでなく、環境への影響/燃料の無駄遣いとなるため避けるべきとされています。 では、具体的にバッテリー上がり/盗難のリスク/環境への影響/燃料の無駄遣いについてみていきましょう。 クルマのバッテリーは走行することによって充電されていくため、使用量が発電量を上回ってしまうとバッテリー上がりを起こしてしまいます。バッテリーが上がってしまうとエンジンを作動させることができなくなり、走行ができなくなります。特にエンジンをかけたまま、エアコンを使用している場合には消費電力が大きくなるので注意が必要です。 続いて盗難のリスクについてです。キーがイグニッションに差し込まれた状態/キーレスの場合はエンジンが始動できる状態であるため、盗難を狙う犯罪者にとっては好都合と言えます。盗難被害に遭った場合、保険が適用されない可能性も考えられるので、ほんの少しの間だから大丈夫だろうと判断するのは、油断禁物です。 またエンジンをかけたままクルマから離れると、環境へ与える影響も少なくありません。特にディーゼル車の場合は、微粒子物質/窒素酸化物などの有害物質が排出されるため、環境への影響が大きいと言われています。