マスト細胞を抑える抗アレルギー化合物を発見 山梨大など
長期投与でマウス皮膚におけるマスト細胞の減少も確認されており「より強力かつ持続的な抗アレルギー作用、既存の抗アレルギー薬に反応しなかった患者さんへの効果、既存薬の減量が期待できる」と、中尾教授は話す。現在は早期の臨床応用を目指し、薬を安全に効果的に投与する仕組み「ドラッグデリバリーシステム」を効率化するための改変を試みている段階という。
研究は、アリヴェクシスなどと共同で行い、4月2日に米アレルギー学会誌「JACIグローバル」電子版に掲載された。