計りなし、洗い物ひとつ、材料3つで飛田和緒の大好物「バナナのフライパンデザート」
バナナは「朝、食べる」が6割
料理家・飛田和緒さんが食材を無駄にしない方法をご紹介する「始末の料理」連載の後編。 【写真】家にある材料2つとバナナでできる飛田さんの大好物デザートは 今回は日本人が一番好きだと思われるフルーツ、バナナの食べ方。 バナナなんて皮むいてぱくっ、でいいじゃないかという方もいらっしゃるでしょう。 飛田さんも忙しい朝はバナナとお茶で済ますこともあるように、バナナを食べる人の約6割(日本バナナ輸入組合調べ:2024年バナナ消費動向調査)が朝食に食べています。 朝は1分でも寝ていたいけど朝食抜きは健康リスクが高い。となれば、手軽に食べられるバナナは最適ですよね。 バナナが朝食によいところは、寝ている間に失われたブドウ糖を補い、脳と体を目覚めさせます。さらに食物繊維やビタミン、ミネラルなども含んでたんぱく質以外の栄養は摂ることができます。たんぱく質を含むものと組み合わせれば、最強の朝ごはんになり得ます。 とはいえ、妙齢の女性ひとりで、となると、ひと房食べ切るのはけっこう大変。茶色い斑点が教えてくれる「食べごろ」も、わかりやすくてありがたいのですが、あっという間に変色していく姿に焦りも感じたり。 そんな時、飛田さんはまったく慌てずに、冷凍庫をうまく活用していることを、前編「完熟バナナは冷凍保存が最適!出してすぐに使えるよう飛田和緒が冷凍前にやっていること」で教えていただきました。
冷凍バナナ+豆乳で朝食に最適「スムージー」
飛田さんは忙しいときはバナナスムージーが朝ごはんになることも。 「冷凍をスムージーにする時は、手のひらで包むと若干やわらかくなるので、いくつかに割ってミキサーに入れます。写真ではバナナ2本分に豆乳1/2カップを加えて攪拌しましたが、牛乳でもヨーグルトでも。砂糖なしでもバナナの甘みで十分おいしいです」(飛田さん、以下同) 豆乳や牛乳でたんぱく質をプラスすれば理想の朝ごはん。 これからの時期、朝から冷たいものはちょっと……というなら、でき上がりを電子レンジに軽くかけて温めます。色は少し茶色くなりますが、味には問題ありません。どちらにしても色が悪くなるので、早めに食べきります。 「冷凍バナナの輪切りに、水きりしたヨーグルトを添えて、朝ごはんにすることもあります」