不眠大国・日本の大人たちへ!箱根のホテルに "極上の眠り"があった 世界的トレンド「スリープツーリズム」とは何だ?
熟練の手技と製油の香りに誘われ、眠ってしまいそうな90分間
筆者がとにかく感激したのは、セラピストの手技による背中からお尻にかけてのマッサージだ。圧を入れる力や指の入れ方が何とも絶妙な塩梅…!日々のタイピング業務でごりっごりに固まった肩甲骨や背中が、徐々に心地よくほぐれていくのを感じた。加えて、ローズマリーやラベンダーなど、5つをブレンドした「YON-KA」独自のエッセンシャルオイルの香りが、深いリラクゼーションをもたらしてくれる。
良質な眠りに誘うエナジーポイントは足や手、顔や頭蓋骨にも!
次はストレスによる緊張が見られやすい首筋や腰部、みぞおちの下に温かなホットストーンを置き、東洋医学で眠りに良いとされるエナジーポイントを刺激していく。不眠の緩和を助ける内くるぶしとアキレス腱の間(たいけい)や、内くるぶしから指4本上にある三陰交(さんいんこう)などを半時計周りに回転させながら圧を加える。 さらに、不安感を緩和してくれる手や手首のツボ、頭痛をやわらげる顔や頭蓋骨などのツボも刺激していく点が何とも印象的。まさか顔の中にも安らかな睡眠に導くツボがあったとは…!ラストは「アベンチュリンクォーツ」という道具を使い、顔をマッサージしてフィニッシュ!今までにない独特の浮遊感を感じた施術であった。
地元の食材を使ったダイニングで秋グルメに舌鼓
至福の施術を終えた後は、秋を感じる一皿を堪能しに館内の「ダイニングルームウェスタンキュイジーヌ」へ。このレストランの魅力は開かれたオープンキッチンでシェフが料理を仕上げる臨場感あふれる様子を、ゲストも体感できる点だ。 この日は、「Warm-Hearted Dinner」(4コース14000円)をオーダー。メインは「北海道産 合鴨ムネ肉のロースト蓮根のコンフィ 茗荷ピクルス柚子スパイスとナチュラルソース」。旨みが凝縮した鴨は、ジューシーかつ臭みを感じさせないところが好印象!爽やかな柚子の酸味やスパイスの風味がアクセントになった付け合わせのレンコンも、肉と絶妙にマッチしている。 因みにいちおしは、「真鯛の湯引きサラダ ほうれん草とバジルのクーリ トマトサルサ 小田原 西湘野菜」である。近隣の西湘エリアで採れた新鮮な野菜は味が濃く、ハリのあるパリッとした食感がたまらない…!