ANA、国内全空港で手話遠隔通訳 10/1から拡大
全日本空輸(ANA/NH)は9月30日、国内の一部基幹空港で導入済みの遠隔手話通訳サービスを、10月1日から全国展開すると発表した。二次元コード方式の導入により、全国の空港で利用が可能となる。 手話を使う人向けのサービスで、二次元コードを手持ちのスマートフォンで読み込んで利用する。二次元コードは羽田・成田・新千歳・中部・伊丹・関西・福岡・那覇の主要8空港では空港の専用カウンターに設置し、それ以外の国内線空港では地上係員が業務端末で提示する。 手話オペレーターが利用客と地上係員のやり取りを手話と音声で同時通訳し、搭乗手続きなどに対応する。同サービスは福祉ソリューション事業を手がけるプラスヴォイス(仙台市)が協力する。 遠隔手話通訳サービスは現在、成田を除く主要7空港に導入済み。赤ちゃん連れや障害を持つ乗客などが利用できる「スペシャルアシスタンス(SPECIAL ASSISTANCE)カウンター」に、専用のタブレット端末を導入して提供している。
Yusuke KOHASE