わずか1駅の「ミニ路線」に新型車両導入!? 自動運転も検証へ 今後のスケジュールが明らかに
大師線に新造車両を4編成導入
東武鉄道は2024年11月15日、自動運転に対応した新造車両を大師線に投入し、2028年度以降に検証運転を実施する方針を明らかにしました。新造車両は2026年度から2027年度にかけて4編成が投入される予定です。 【路線図】これが大師線の本来の姿「西板線」の計画ルートです 東武大師線は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の西新井駅から大師前駅に延びる支線です。延長はわずか1kmで、途中駅はありません。現在は、ワンマン運転に対応した8000型電車2両編成が、亀戸線と共通運用で使用されています。 大師線はもともと「西板線」として、西新井~上板橋間の全長11.6kmを結ぶ路線になるはずでした。ただ、関東大震災によって東武線が大きな被害を受け、西板線計画は後回しになったほか、地価高騰と建設費の増大などで大師前~上板橋間の着工は断念されています。そのためわずか1駅の「ミニ路線」となっています。 今後は、GoA3(添乗員付き自動運転)の導入が検討されており、2023年度に前方障害物検知システムや地上センサの検証が行われています。今後は新型車両や自動運転のセンサなどの設計・検証が本格化する見込みです。
乗りものニュース編集部