『サンフレッチェ広島レジェンドマッチ』に日本代表監督・森保一氏、佐藤寿人氏らが出場
エディオンピースウイング広島で21日、サンフレッチェ広島のレジェンドOBたちによる『サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024』が開催された。 【写真】2025シーズンから着用する新ユニホーム 『サンフレッチェ広島レジェンドマッチ2024』はサンフレッチェ広島レジェンドマッチ実行委員会が主催し、クラブの前身であるマツダサッカー部時代に所属した選手も参加する1日限りの豪華対戦だ。スタジアムには往年のスター選手の姿を一目見ようと、15,292人のサポーターが集まった。 キックオフ前には、レジェンドマッチ名誉実行委員長の今西和男氏から「サンフレッチェが創設して32年。良い時も苦しい時もありました。今日まで支えてくださったサポーターのみなさん、今日は楽しんでいってください」と挨拶。参加選手を代表して挨拶をした森保一氏は、クラブの歴史を振り返りつつ、「このエディオンピースウイング広島で、歴史をつないでくれた仲間たち、サポーターのみなさんと再会できてとてもうれしいです」と笑顔を見せた。 試合には全46選手が参加。ミキッチやストヤノフといった外国人選手も招き、TEAM PEACE、TEAM WINGに分かれて90分を戦った。TEAM PEACEの指揮を執るのは、1987(マツダ時代を含む)~2001年に広島でプレーし、2012~2017年には監督としてクラブを初のリーグ制覇を含む3度の優勝に導いた森保氏。選手兼監督として出場すると、前半21分まではキャプテンマークを巻きボランチとしてピッチにも立った。対するTEAM WINGを率いたのは、現仙台の監督を務める森山佳郎氏。スタメン出場を果たすと、イエローカードをもらいながらもピッチ内外で試合を盛り上げた。 試合は笛真人の2ゴールと久保竜彦のPKで3得点を奪ったTEAM WINGが勝利。TEAM PEACEも、森﨑浩司のFKを森﨑和幸がヘッドで決め1点を挙げると、前半終了間際には、山岸智がGK・下田崇がセーブしたこぼれ球を頭で押し込み追加点。3-2と拮抗した展開に、スタジアムは大いに盛り上がった。 試合後の会見で実行委員長の森﨑和は、「これまでクラブのOBが集まる機会はなかなかなかった。関係者みなさまのおかげで、こうして幸せな時間を過ごすことができました」と感謝の言葉を口にした。自身のゴールについては「今日は“もって”ましたね」と笑い、「浩司のボールがここに来そうだな、という予感があったので頭で決めることができた。下田さんから点を取れたのもうれしかった」と話した。会見には森保氏、森山氏のほか佐藤寿人氏も登壇。「後半が始まる前の円陣にはリーグ優勝したときのメンバーも多く、『懐かしいな』という言葉が自然と出てきた。素晴らしいスタジアム、素晴らしい空気感だった」と当日の様子を振り返っていた。 出場選手は以下の通り。 【TEAM PEACE】 森保一 前川和也 林卓人 松田浩 柳本啓成 上村健一 片野坂知宏 駒野友一 石川大徳 水本裕貴 桑原裕義 森﨑和幸(1アシスト) 森﨑浩司(1得点) 丸谷拓也 柴﨑晃誠 山岸智(1得点) ミキッチ 沢田謙太郎 佐藤寿人 高橋泰 平繁龍一 島卓視 茂木弘人 【TEAM WING】 森山佳郎 下田崇 増田卓也 吉田安孝 小村徳男 伊藤哲也 森山佳郎 槙野智章 盛田剛平 ストヤノフ 清水航平 小島光顕 山根巌 中島浩司 柏木陽介(1アシスト) 高柳一誠 服部公太 横内昭展 李漢宰 久保竜彦(1得点) 大木勉 石原直樹 笛真人(2得点、MVP) 前田俊介
広島アスリートマガジン編集部