トヨタ「セルシオ」を初代からVIPカーに仕立ててきた漢の現在地とは? ボディはほぼワンオフ、カラーは「アルファード」純正グラファイトメタリックを採用
ボディカラーは時代に合わせてアップデート
その時代ごとに進化の歩みがあるという小田川さんの30型セルシオ。頻繁にカラーリングを変えていて、以前は目立ってナンボのカラーが多かったが、ここ何年かは落ち着いた雰囲気で渋いカラーがトレンド。現在はトヨタ30型「アルファード」純正グラファイトメタリックという茶系カラーにオールペンしている。この前のカラーは本物の真珠を使ったパールホワイトということであった。 最後にこれで完成形なのかと小田川さんに聞くと、 「今は満足しているが、自分にとってのベストはその都度変わるもの。きっとしばらくしたら、また新しいことを考えてカスタムレベルをより高めることになることでしょう」 という。時代に合わせカスタムによって進化し続ける小田川さんの30型セルシオ。その歩みに休む暇はなく、すでに新たな形が見えているように感じた。
青木邦敏(AOKI Kunitoshi)