セルティックで大ブレイクしたFW古橋亨梧が大迫勇也不在の森保ジャパンでどう存在感を示すのか?
「裏抜けであるとかゴール前での駆け引きといった嗅覚の部分は、僕の強みだと思っている。でも、いまも成長している段階だし、まだまだ伸びると思っている」 利き足の右足だけでなく左足、頭、ミドル、ゴール前とセルティックでもさまざまなゴールパターンを披露してきた。主戦システムの4-3-3でも、あるいは森保一監督がオプションのひとつに掲げる4-2-3-1でも1トップでの出場を目指す6月シリーズの目標を、古橋は「目に見える結果が大事になる」と言い、こう続けた。 「1点でも多くゴールを決められたら……いや、ゴールを決めたいです!」 アジア最終予選では6試合に出場するも先発は1度にとどまり、右ハムストリングを痛めて長期離脱した関係で、今年に入ってからは招集外が続いてきた。昨年6月7日を最後に遠ざかっている代表でのゴールを決める仕事から、古橋が紡いできたシンデレラストーリーは、ワールドカップ編という名のクライマックスへ突入していく。 (文責・藤江直人/スポーツライター)