新紙幣は「ダサい」!? X(旧Twitter)上でのポジネガワードを調査
この7月から新紙幣が発行されたが、もう手にしただろうか? TDSE(東京)は、SNS分析ツール「Quid Monitor」を使用して、新紙幣に関するSNS調査レポートを公開した。対象データはX(旧Twitter)で、対象キーワードは「新紙幣」、「渋沢栄一」、「津田梅子」、「北里柴三郎」。調査は6月1日~7月10日に行った。なお、リポストやニュース記事のシェア投稿は除外したという。 これによると、X(旧Twitter)上で「新紙幣」を含む投稿に頻出するポジティブ・ネガティブキーワードを分析したところ、最も多かったのは1390件の「ダサい」というキーワード。何がダサいのか、深掘りすると、「数字のフォントがダサい」といった声が多くなっている。旧紙幣より見やすく算用数字を使用している点が特徴だが、漢数字だった旧紙幣からの違和感も手伝ってか、この数字に対して評判がよろしくない。 一方、「新紙幣」を含む投稿に頻出する人物名を抽出したところ、1位は旧紙幣で1万円札に描かれていた「福澤諭吉(『諭吉』を含む)」。初登場の1984年から40年にわたって1万円札の代名詞となってきた福澤諭吉はなじみがあるようで、このほか、「聖徳太子」や「夏目漱石」など、過去の紙幣に描かれていた人物を思い出す投稿がみられた。 新紙幣の肖像に選ばれた3名「渋沢栄一」「津田梅子」「北里柴三郎」それぞれへのポジネガワードを分析すると、いずれの人物でも「好き」「楽しみ」「尊敬」などが目を引いた。ただ、渋沢栄一については、女性関係に触れ「嫌だ」という声も。女子教育の礎を築いた教育家である5000円札の津田梅子は「かわいい」「可愛い」といった声があり、1000円札の北里柴三郎では「尊敬」「ふさわしい」など、「近代日本医学の父」へのリスペクトがうかがえた。