ブラジル・アリアンサ村で信州人の入植100周年を祝う記念祭【長野】
日本から見て地球の反対側に「信濃村」と呼ばれる農村があります。 100年前に信州人が開拓した南米ブラジルの村で、入植100周年を祝う記念式典が開かれました。 ブラジル訪問中の県と町村会の代表団が、地元住民と開拓100周年を祝いました。 ■県議会・山岸喜昭 議長 「これからもブラジル・アリアンサと、日本・長野県『信州』と、しっかりした連携が出来れば大変うれしい」 かつて国策として多くの日本人が渡ったブラジルは、世界最大の日系居住地です。 内陸部にあるサンパウロ州第1アリアンサは、1924年に長野県出身者が入植し村を作りました。 およそ300人が集まった記念祭では、阿部知事のビデオメッセージが上映され、鏡開きでお祝いしました。 ■関副知事 「100年間の先人の皆さんの築き上げたアリアンサの地が、これからも皆さん頑張って発展すると確信しました」 100周年の文字が記された石碑を新たに建て、関副知事や開拓した信州人の子孫が除幕しました。 ■現地住民の代表・弓場的さん 「長野県が、今まで、きょうもまた応援してくれて、本当に感謝しています」 村には現在、日系人200人を含む1000人余りが暮らしています。 ■弓場絢さん(日系一世) 「生後10カ月で船に乗って、1歳で」 ■関副知事 「1歳で来て、ずっと最初からアリアンサで」 「はい」 式典に先立ち、訪問団は、信州生まれの日系1世の自宅を訪れ、交流を深めました。