「あのベルトを持っていいのは俺だけなんだ、バーカ!」新日本TV王座戦線にH.O.T成田蓮が理不尽参戦
バックステージでコブは「こんな終わり方は望んでいなかった。俺はツジから勝ちを取り返したかった。もう少しだっただろう? まだ王座を持ってるから、勝ったということだと思うけど。もう少し、もう少しだった。でも、もう少しでは意味がない。もう少しも意味があるって曲もあったけど。ツジ、これまでも何度も言ったけど、俺はお前が嫌いじゃない。新世代の誰一人も、嫌ってはない。俺が嫌いなのは、お前らには全てが与えられているからだ。そんなお前らにも与えられないものが、この俺が持つ、(手に持っているベルトを掲げ)TV王座だ」と勝てなかったことを悔やむとともに、新世代にチャンスが与えられていることに不満を抱いている様子。さらに「新世代で金を狙う奴といえば、ナリタ。さっきリングでも言ったように……(日本語で)ツ・ブ・ス・ゾ!(英語に戻り)お前は目につきやすい。お前の力が足りず、ズルをして勝った『G1』でも言った通り……シバタの元でトレーニングをしても頭が鈍かったのか、HOUSE OF TORTUREに入って……ナリタ、『G1』でも言ったように、HOUSE OF TORTUREは、俺が個人的にぶっ潰す」と成田を制裁すると宣言。 一方の成田は「オイ、ジェフよ、リング上で言った通りだよ。『G1』でよぉ、俺に負けといて、俺に完膚なきまでに叩きのめされて、何がタイトルマッチだ、あ? しかも辻だ? 俺から反則で勝った……あんなの勝ちか? いいか、ジェフ、辻、あのベルトを持っていいのは俺だけなんだ、バーカ!」とEVIL並みの理不尽アピール連発でコブを挑発。両者の対戦は今シリーズ中にも行なわれることになりそうだ。成田にとってもシングルのタイトルは手元に置いておきたいのは言うまでもなく、15分の中でどんな勝負を仕掛けようとしているのか注目である。 ◆新日本プロレス◆ 『Road to DESTRUCTION』 2024年9月8日 東京・後楽園ホール 観衆 1384人 ▼NJPW WORLD認定TV選手権試合(15分1本勝負) <王者>△ジェフ・コブ(時間切れ引き分け)辻陽太△<挑戦者> ※第5代王者が3度目の防衛に成功。 文⚫︎どら増田
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