“ニコ動サイバー攻撃”復旧までに1カ月超 ひろゆき「すぐ終わるとは一概に言えない段階では」 生主「温かい感じが好き。他での配信は今考えていない」
大手メディア・ドワンゴを襲った、「ランサムウェア」による攻撃。感染するとコンピュータをロック、またはデータを暗号化し、使用不能にした上で、復元を条件に金銭などの対価を求めてくる身代金要求型の不正プログラムだ。8日未明に突如、ニコニコ動画などKADOKAWAグループの複数のサイトが利用できなくなった。 【映像】「サイバー攻撃の影響で縮小営業中です」ニコニコ動画の画面 ドワンゴは14日、攻撃や復旧について詳細を公表。現在、復旧作業が進められているものの、攻撃は大規模かつ執拗に繰り返されたといい、サービス再開までに最低1カ月かかるという。 『ABEMA Prime』では、相次いでいるランサムウェア攻撃について考えるとともに、その影響についてニコニコ動画ユーザーに話を聞いた。
■復旧1カ月超にひろゆき「本当に徹夜作業ではないか」
ドワンゴ側の説明では、被害拡大を防ぐため通信の切断等を実施したこと、個人情報やクレジットカード情報の漏えいは現時点では確認されていないこと、復旧には1カ月以上かかり実質的にはシステムを一から作り直す作業が必要だとしている。 ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は、「僕がやっていた頃のニコ動は、いろいろなシステムをキャンペーンで入れたり戻したりしていた。また、この柱を作ったのは昔のソフトだから一から入れてとか、当時のフォーマットで入れないといけないとか、過去のものを全て再現しないと動かない可能性がある。一概にすぐ終わるとは言えない段階だと思っている」と話す。 また、「新しく作り直すための設計図、リポジトリ自体も汚染されている可能性がある。それが“いじられているかわからない”となってしまうと、動かしてみてOKか、半年後にやっぱり駄目だったみたいな怖いパターンもある。もしくは、優秀な人が時間をかけてシステムを把握した上で、いざやろうというパターンだ」と指摘。「元々セキュリティには気を使っている会社。僕がノートパソコンを持ち込んでいた時も、“このセキュリティを入れてくれ”とちゃんとチェックされていた。VPNも専用のものがあった」と明かした。