浦崎電機が優勝 2日間で釣果10本 終了5分前に200㌔オーバー 与那国島カジキ釣り
第35回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会（町主催）は7日、全ての日程を終了した。トローリングの部では、浦崎電機（京佳丸、米濱保船長）が239・5ポイントを獲得し優勝。今大会では6日に3本、7日に7本の釣果があった。磯釣りの部では、荒木渉さんが19ポイントを獲得し優勝した。 浦崎電機は競技終了5分前にヒット。規定の午後5時半までに帰港し釣果として認められた。アングラーの浦崎永三さん（58）＝祖納＝が釣り上げたのは、239・5㌔のシロカワカジキ。今大会初の200㌔オーバーを前に、会場は大盛況だった。 格闘時間は1時間20分。3人がかりで大物を釣り上げた。浦崎さんは「終了5分前に仕掛けが切れた。リールを巻いても1人では無理だった」と釣り具から煙が出るほどの激闘をふり返った。「200㌔超えは人生で初だ。100㌔代と強さが違う。サメかと思った」と手ごたえを感じた様子。「友人の誕生日なので良いプレゼントになった」と笑顔を見せた。 午後6時半からは表彰式が行われ、糸数健一町長は「熱い中の激闘だった。事故もなく終えることができた。感謝する」と選手を労い、来年の参加も期待した。 会場では、スタッフが着用したポロシャツが販売され、ほとんどのサイズが早々に完売。海底遺跡巡り体験乗船ツアーも6、7両日にそれぞれ午前と午後の部で行われたが、すぐに定員に達する人気ぶり。 ナーマ浜ではオーシャンパークを設置。前回大会まで陸上に設置していたアトラクションを海上に配置した。子どもたちは受付を済ませると、ライフジャケットを着用し元気一杯、海に飛び込んだ。 沖縄県警や自衛隊沖縄地方協力本部もブースを設置し活動を紹介した。 閉会式後には、カジキの丸焼きが振舞われ、陸自15音楽隊がヒット曲を生演奏で披露。きいやま商店は会場からアンコールを求められる白熱したライブを披露。続いて、長間孝雄氏の「ドゥンタ」に合わせ、来場者が踊った。最後は打上花火で大会を締めくくった。 試合結果は次の通り（敬称略）。 【トローリングの部】 ▽優勝・浦添電機（239・5ポイント）＝与那国＝（浦崎永三、神山尚久）▽準優勝・チームWINGS（149ポイント）＝同＝（前西原好弘、新里建人、天願勝大）▽3位・チーム旗魚（135・5ポイント）＝静岡県＝（田中昌和、市川満、祐川信一）▽大物賞・浦崎永三（239・5ポイント）▽船長賞・米濱保（京桂丸） 【磯釣りの部】 ▽優勝・荒木渉（19ポイント）▽準優勝・蔵元盛勇（13・5ポイント）▽3位・前泊豊（13・3ポイント）▽大物賞・該当なし 【親子釣りの部】 ▽優勝・猪八重ファミリー（53ポイント）
